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大学教育はデジタル化加速…VR・ARで遠隔授業、AIの質疑応答も

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 文部科学省が検討している大学教育のデジタル化推進策が24日、明らかになった。新型コロナウイルス対策も踏まえて、授業のオンライン化を進め、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)による遠隔での実習などを導入することで、これまでの教室像を改革していく考えだ。

 今秋から発表イベントを開催し、取り組みの障害となる規制があれば、制度改正も含めて検討する。来年度以降の本格実施を目指している。

 文科省は24日、推進策を公表した。近く大学や民間企業の専門家で作るプロジェクトチームを省内に設ける。8月にも、デジタル技術者などを対象にアイデアを公募し、認定されたアイデアを、プロジェクトチームの専門家が技術面などからアドバイスする。大学と新興企業の研究を組み合わせ、最先端技術を活用した授業につなげる考えだ。VRやARの技術を活用することで、遠隔で現場実習や実験に近い経験ができる授業や、オンラインで人工知能(AI)が質疑に答える授業などを想定している。

 最先端技術を活用した教育サービスは「EdTech(エドテック)」と呼ばれ、世界的に新興企業の参入が増えている。

 文科省によると、米・サンフランシスコを拠点とするミネルバ・プロジェクト社が運営する「ミネルバ大学」は、特定のキャンパスを持たず、授業は全てオンラインのディスカッション(討論)形式で行う。学生は寮で共同生活をするが、寮は4年間を通じて世界の7都市を移動するという。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、日本では多くの大学が4月からの授業開始を5月以降に延期した。文科省の調査によると、緊急事態宣言解除後の6月1日時点で、オンライン授業を活用している大学は国立大学の全校、公立大学で95%、私立大学で88・3%に上った。

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