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少子化大綱に「不妊治療支援」が明記、議員連盟も設立!

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6月16日、国会議員連盟が設立

 このように、不妊や妊活に関わる多くの人が期待を寄せる中、さらに大きな出来事がありました! それは6月16日(火)に自民党内に国会議員連盟が設立したということです。「不妊治療への支援拡充を目指す議員連盟(不妊治療への支援拡充と、安心して不妊治療に臨める環境づくりを目指す議員連盟)」は、甘利明衆院議員が会長、野田聖子衆院議員が幹事長、和田政宗参院議員が事務局長として設立されたもので、16日に設立総会が開催されました。私もお招きいただいて、短いスピーチで不妊治療当事者の現状と課題をお話しさせていただきました。

 事務局長として、これまでにも様々なご準備を進めてこられた和田議員は、「私も不妊治療で子供を授かった。かなりの費用負担や心理的負担など様々なことを経験したが、同じことで悩んでいる方々が多いことから、医療保険の適用を実現するため、議員連盟を諸先輩方と結成するに至ったものです。人々の幸せ増進と少子化対策の観点からも、優先して取り組まなくてはならない課題だと考えています」と語ってくださいました。また、「不妊治療で子供を授かりたいと思っているのに、経済的負担から断念してしまう方がいらっしゃると思います。そうした方々が断念しなくて済む環境を作っていくとともに、不妊治療医療の技術的発展を促すことにより、子供を授かれる方を増やしていきたいと考えています」と、今後の展望についても話していただきました。

不妊治療を取り巻く環境 大きく変わる時

 さらに、今回幹事長を務められる野田聖子議員は、ご自身もやはり不妊治療を経験され、不妊治療や不妊を取り巻く環境改善に対しても、長年、熱心に活動をしてきてくださっています。今年の1月30日には衆議院第一議員会館国際会議室で「 不妊治療の理解を求める国会勉強会 」を呼びかけ人として開催、超党派の国会議員68人を筆頭に約100人の出席者の皆様とともに、「不妊治療」や「不妊治療を取り巻く社会環境」について白熱した議論を展開されました。

 野田議員は「もう20年間以上この活動を続けてきて、今回このように大勢の方に集まっていただけたのはひじょうに感慨深い。少子化は今まさに緊急課題。お金がないことで子どもを諦める人がでないよう、社会環境整備も含みしっかり支えていきたい。これとは別に不妊治療基本法案も進めている。この度議員連盟を立ち上げることで、一気に進めていきたいと思います」と、熱く語ってくださいました。

 確かに、Fineが考える不妊治療の四つの課題「精神的負担」「身体的負担」「経済的負担」「時間的負担」は、この20年で改善されたかというと、残念ながら大きくは変わっていないと言わざるを得ません。特に経済的負担と時間的負担は、仕事と治療の両立の問題と切っても切れないものがあり、当事者にはさらに大きくのしかかっているといえるかもしれません。

 この議員連盟には、すでに49人の議員が入会されているそうです。Fineは当事者の声を届けるために、さまざまな情報提供をさせていただき、現在行っている「 病院選びのポイントアンケート 」結果も、治療環境改善のためにお伝えする予定です。

 少子化大綱に加えて議員連盟設立。不妊治療を取り巻く環境が、今度こそ、今度こそ大きく変わる時が、今、目の前に来ているのかもしれません。(松本亜樹子 NPO法人Fine=ファイン=理事長)

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松本亜樹子(まつもと あきこ)

NPO法人Fine理事長/国際コーチ連盟認定プロフェッショナルサーティファイドコーチ

 長崎市生まれ。不妊経験をきっかけとしてNPO法人Fine(~現在・過去・未来の不妊体験者を支援する会~)を立ち上げ、不妊の環境向上等の自助活動を行なっている。自身は法人の事業に従事しながら、人材育成トレーナー(米国Gallup社認定ストレングス・コーチ、アンガーマネジメントコンサルタント等)、研修講師として活動している。著書に『不妊治療のやめどき』(WAVE出版)など。
Official site:http://coacham.biz/

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