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院内感染拡大は無症状感染者が要因…北九州総合病院

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 医療スタッフや患者計27人の感染が確認された北九州総合病院(北九州市小倉北区)は15日、書面で取材に応じた。感染者の多くが無症状だったことが、院内で感染が拡大した要因との見方を示した。

 同病院によると、初めて感染が判明したのは、5月22日に救急搬送された80歳代男性。PCR検査で25日に陽性と分かるまで無症状で、CT画像でも症状は判別できなかった。

 その後、別の入院患者も陽性と判明。2人の濃厚接触者130人にPCR検査を実施。医師や看護師、放射線技師ら計22人と入院患者5人の感染が確認された。

 院内では医療用マスクの着用や手指消毒などの予防策をとっていたが、無症状で勤務を続けていた医療スタッフもおり、同病院は「医療機器や職員を介して他の患者や職員に広がった可能性は否定できない」とした。

 病院の調査にあたった厚生労働省のクラスター対策班からは、無症状の感染者が今後も救急搬送される可能性があるとして、予防策の徹底などを提言された。同病院は、入院予定の患者に事前の検温を始めたほか、PCR検査機器の導入も予定しているという。

 同病院の永田直幹院長は「感染発覚からの1週間は、まさか、なぜ、という思いと、事態収拾に向けていかに行動すべきかの考えが交錯し、あっと言う間に過ぎ去った。常に感染対応の準備を怠らないよう気をつけたい」とコメントした。

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