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石蔵文信の「男と女の楽しい更年期!」

医療・健康・介護のコラム

がんが全身転移した私 そのとき妻は…非常事態でわかるホントの夫婦関係

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当初はやさしかった妻だが…

 私自身はある程度、良い人生を送ってきたので、治療がうまくいく限り日常生活を送り、「薬の効果がなくなれば仕方がない」くらいに思っていますが、一番ショックを受けたのは妻でした。一時は、かなり落ち込んでいました。

 幸いにも薬が効いて、がんの指標となる数値も低下し、元気になってきました。転移の発見当初は、とてもやさしかった妻ですが、今や前とあまり変わりません。それだけ、私の体調がよくなったと感じているのでしょう。新型コロナの拡大やがんなど非常事態の時に、本当の夫婦関係が見えてくるのかもしれませんね!(石蔵文信 大阪大学招へい教授)

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石蔵文信(いしくら・ふみのぶ)

 内科・循環器・性機能専門医。大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。大阪市内と都内で男性更年期外来を担当。主な著書に『夫源病』(大阪大学出版会)、『男のええ加減料理』(講談社)、『なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略』(幻冬舎新書)など。自転車による発電に取り組む「日本原始力発電所協会」代表を務め、男性向けの「ええかげん料理」の教室を各地で開くほか、孫育てに疲れた高齢者がネットで集う「孫育のグチ帳」を開設するなど多彩な活動をしている。ホームページは「男性更年期 夫源病 石蔵文信

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