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循環器病対策を急げ(2)病院連携で急性期対応

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循環器病対策を急げ(2)病院連携で急性期対応

岩手県内で心臓病の急性期医療体制を整えた森野さん(奥)ら(岩手医大病院提供)

 岩手県に住む50歳代の会社員男性は昨年11月中旬の午後8時頃、自宅でテレビを見ていたら、激しい胸痛に襲われた。実父ら親族3人が心筋 梗塞こうそく の経験者であることを思い出した。「もしかしたら自分も」と不安になった。

 心臓の組織に酸素や栄養を送る太い血管が詰まり、この組織の一部が死ぬ、命に関わる病気だ。妻は県立宮古病院(宮古市)に電話した。救急車を呼ぶより、自家用車で連れて行った方が早いと判断。妻の運転で約45分後に病院に着いた。幸い、痛みは治まった。

 翌日、血管の状態を調べるため、左手首の動脈からカテーテル(細い管)を入れた。しかし、男性の血管は心臓付近で大きく曲がっており、カテーテルの先が患部に届かなかった。

 医師は検査室から岩手医大病院(矢巾町)の循環器内科に電話で直接連絡。電子カルテを共有しながら相談したところ、「右手首からカテーテルを入れたらどうか」と助言を受けた。その通りに行うと、3本ある太い血管の1本に、詰まりかかった部分が3か所見つかった。心筋梗塞だった。

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