松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」
健康・ダイエット・エクササイズ
鉄火みそ…鉄を高温で熱した時の赤
小学校栄養士の松丸奨です。今日は、ご飯のお供にぴったりのレシピ「鉄火みそ」のご紹介です。
鉄火みその、鉄火とは、鉄を高温で熱した時の赤を意味しています。赤色の強いみそを使うことから、鉄火みそと名付けられたと言われています。実は給食では定番のメニューで、栄養価が高いので、子供はもちろん、お年寄りから全世代におすすめです。
大豆には、植物性たんぱく質が含まれており、畑の肉とも呼ばれています。たんぱく質は、筋肉から肌、髪、爪、体の中まで、体づくりの材料となる栄養素です。
ゴボウが使われているのもポイント。ゴボウには食物繊維が多く含まれており、腸の働きを活発にして、腸内環境を整えます。ゴボウの皮には、クロロゲン酸やタンニンといった抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれています。皮はむかずにきれいに洗って食べると良いですね。
鉄火みそを作る時は、乾燥 煎 り大豆を使うことが多いのですが、今回は硬めの豆が苦手、という人のために、水煮大豆を使用しています。みそも手に入れば赤みそを使うと、よりおいしいです。給食では糸こんにゃくを刻んで入れたり、シラスを入れたりしています。家では大葉を入れて爽やかにしてもいいでしょう。このようにアレンジのできる万能レシピなので、いろいろ試してみてください。
[作り方]
(1) ゴボウはせん切り、ニンジンはみじん切りにする。青ネギは斜め小口切り。
(2) フライパンを中火で加熱。ゴマ油を入れてゴボウとニンジンをいためる。火が通ったら水煮大豆と(A)の調味料を入れ、弱火にして混ぜ合わせる(みそが硬い場合はゴマ油を追加で入れる)。
(3) お皿に盛り付けて、青ネギを添えて完成。
(レシピ作成 栄養士 松丸奨)
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