田村専門委員の「まるごと医療」
医療・健康・介護のコラム
たばこのない暮らし 新しい生活様式に
新型コロナ下の世界禁煙デーに思う
5月31日は世界禁煙デー。厚生労働省は、6月6日までを禁煙週間と定めている。新型コロナウイルスのせいで多くのイベントが中止になってしまったが、今年ほど禁煙の大切さを思い知らされた世界禁煙デーはなかったかもしれない。命に関わる重い肺炎を引き起こす新型コロナウイルス感染症において、たばこは重大なリスク要因になる。ウイルス感染を100%防ぐことは難しいかもしれないが、たばこを自分の意志でやめることで、命のリスクを減らすことができる。20歳以上の男性の3割、女性の1割近くが喫煙者という現状のなかで、新しい生活様式の1番目として「たばこのない暮らし」を提案したい。
喫煙率 男性29%、女性8%
国民健康・栄養調査(2018年)によると、習慣的に喫煙している20歳以上の人の割合は男性が29.0%(前年比0.4ポイント減)、女性は8.1%(同0.9ポイント増)だった。平成元年(1989年)と比べると、男性は半分近くに減り、女性はいったん2桁台に乗った以降、この10年ほどは減少しつつある。年齢別にみると、男性は30歳代(37.4%)、40歳代(37.0%)で高く、女性は40歳代(13.6%)に続いて20歳代(10.8%)で高い。
近年の特徴は、加熱式たばこの広がりだ。習慣的に喫煙している人に対し、使用しているたばこの種類を尋ねた設問(複数回答)によると、紙巻きたばこの割合は男性77.0%、女性84.9%、加熱式たばこの割合は男性30.6%、女性23.6%だった。また、紙巻きたばこと加熱式たばこを組み合わせているという人が男性で8.5%、女性で8.8%いた。
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