2018年11月、妊娠25週の時だった。東京都あきる野市の小林久美恵さん(41)は、早産の危険が高い「切迫早産」と診断され、立川相互病院(東京都立川市)に緊急入院した。妊婦向けのヨガ教室に通い始めたばかり。思いがけない出来事だった。
同病院では10年ほど前から、入院中の妊婦に対し、理学療法士が、おなかが張らない動作や体力維持の運動を指導している。体力も落ちていると感じていた小林さんは、「ぜひ、お願いします」と答えた。
入院12日目、理学療法士の石渡美恵さんが病室を訪ねてきた。体の状態をチェックすると、腰や背中、肩の筋肉が硬く、動かしにくくなっていた。
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