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国内初のES細胞移植…肝疾患の新生児に

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 国立成育医療研究センター(東京)は21日、ES細胞(胚性幹細胞)から作った肝臓の細胞を重い肝臓疾患の新生児に移植する臨床試験を、昨年10月に実施したと発表した。成長後の肝臓移植につなげる治療で、今年3月に父親から肝臓の一部を移植して無事退院した。

 同センターによると、ES細胞から作った細胞を患者に移植したのは国内では初めてで、肝臓疾患では世界初という。センターは今後、摘出した赤ちゃんの肝臓で、移植した肝細胞の効果を検証する。

 赤ちゃんは、アンモニアを肝臓で十分に分解できない「先天性尿素サイクル異常症」という遺伝性の難病で、呼吸障害やけいれんなどが起きる。根治療法となる肝臓移植は、体重約6キロ・グラムになるまで成長しないと実施できない。今回の肝細胞移植は、肝臓移植までの「橋渡し治療」として期待されている。

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