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心の病は心だけの問題なのだろうか?

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

社会的状況やイベントによる生活の危機、あるいは身体症状に伴ううつ症状をどういう風に取り扱うか、難しいと思います。
誰だって、喜怒哀楽はありますし、不測の事態で心身が様々な反応を示すのは人間だから当たり前です。
特定の病名をつけて治療すれば絶対に治ると考えることは危険性が伴います。

恋の病もそうですが、必ずしも、回復不能な事柄ばかりではないからです。
(なので、身体や行動からアプローチするか、心や認識からアプローチするべきか、も難しい所です。いずれにせよ、まず休んで心と体の余裕を取り戻して負の連鎖を断ち切ってから動く必要があります。)

本文でも、親が創業した会社の社長の維持というアイデンティティあるいは目標を、子供たちの父親の生命の維持とか従業員への退職金を払える社長という目標で塗り替えているのがわかります。

経営者にとっては会社経営ですが、人間というのは誰しも自分の人生という経営を行っていると考えると、誰にとっても他人事ではないことがわかります。
そして、ある組織や個人の経営状況は連鎖しますし、人間関係や心や体はシンクロする部分もあります。
表面上押さえていても、突発的な感情の発露はあると思います。
(本文では、うつ状態のエスカレートとしての自殺衝動を考えられます。)

そういう中で、イレギュラーな感情の発露を直ちに精神疾患と決めつけることなく、話を聞いたり、種々の問題を解決する枠組みの拡充が今後必要になってくることがわかります。

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