本ヨミドク堂
医療・健康・介護のコラム
『図解 鎌田實医師が実践している認知症にならない29の習慣』 鎌田實著
認知症を治すことはできないが、予備軍である軽度認知障害(МCI)の段階なら進行を防ぐことができる。認知症を遠ざける「食」「運動」「生活習慣」を、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さんが、時には自らが写真でお手本を示しながら指南する。
巻頭ページでは、新型コロナウイルスから身を守る「免疫力を上げる7つの習慣」を提案。感染した場合に重症化のリスクとなる高血圧、高血糖を防ぐ食生活の工夫や、運動不足の解消と生活リズムを整える知恵、外出自粛下で孤立を防ぐ方法など、新型コロナへの対策は、認知症予防にも通ずることを指摘している。
「80歳になってもスキーができ、90歳になっても一人でジャズライブに行ける」ことを目標としている筆者は、本書を「人生を楽しみ尽くすための本」と位置付けている。
(朝日出版社 1280円、税別)
【関連記事】