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石蔵文信の「男と女の楽しい更年期!」

医療・健康・介護のコラム

妻が買い物に出たまま戻らない…熟年離婚で失う「最も大きなもの」とは?

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 最近では、熟年離婚も当たり前になってしまいましたので、話題にもなりません。特に、夫が定年退職をし、家でぶらぶらしているような60~65歳以上の夫婦が危険だと言われています。

 先日も週刊誌に驚くような記事が載っていました。それは「ふらっと『家出離婚』」が急増しているというのです。妻が「買い物に行く」「ゴミを出しに行く」などと言って家を出たまま戻らず、夫が心配して警察に相談しようとする頃、「大丈夫だから捜さないでほしい」と連絡があるそうです。そして、しばらくすると「離婚をしてほしい」と離婚届が届くという、夫にしてみれば理解不能な状態に追い込まれます。しばらく前から、いつ離婚してもいいように準備をしていた妻もいるようですが、突然、外出中に姿をくらます無計画な方もいらっしゃるようです。

口調は優しくても…

 離婚に至る原因は、私が口を酸っぱくしてお話ししているように「夫の上から目線や支配的な行動」、いわゆるモラハラが多いのです。しかし、夫の方は、「暴力をふるってない」とか「暴言を発したことはないから大丈夫だ」などと思っているようです。言い方は優しくても上から目線で、例えば「あれ、やっといたか?」とか、「今日中にこれをやっておきなさい」とか言っていると、妻の心に大きな傷が残ります。

 「何をやらせてもだめだな!」とか「俺がいないと大変だ!」など、妻の人格を否定する発言を無意識にしている夫も少なくありません。さらに、「妻が旅行に行くのを許可しています」「妻は自由にさせています」といったように、いかにも理解のある“上司”のような夫も危ないようです。

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石蔵文信(いしくら・ふみのぶ)

 内科・循環器・性機能専門医。大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。大阪市内と都内で男性更年期外来を担当。主な著書に『夫源病』(大阪大学出版会)、『男のええ加減料理』(講談社)、『なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略』(幻冬舎新書)など。自転車による発電に取り組む「日本原始力発電所協会」代表を務め、男性向けの「ええかげん料理」の教室を各地で開くほか、孫育てに疲れた高齢者がネットで集う「孫育のグチ帳」を開設するなど多彩な活動をしている。ホームページは「男性更年期 夫源病 石蔵文信

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モラハラ夫と離婚しても生活できる社会希望

今はハッピー

モラハラ夫と離婚してそろそろ20年たちます。 結婚していた期間は13年ほどですが、その間に数回、急性胃腸炎で病院に駆け込みました。 家族の中で私...

モラハラ夫と離婚してそろそろ20年たちます。
結婚していた期間は13年ほどですが、その間に数回、急性胃腸炎で病院に駆け込みました。
家族の中で私だけなのでウイルス性でもなく、胃の検査をしても特に異常はなかったのですが、3〜4年おきくらいにとてもひどい胃腸炎に悩まされていました。
後から考えるとそれも夫原病だったのかもしれません。
専業主婦だったのですが、ことあるごとに「誰のおかげで生活できていると思ってるんだ」とか「ホントに世間知らずだな」「お前はバカか?」等々言われ続けました。
同居していた義父からは「うちは代々、家の中ではたとえ男が間違ったことを言っても女が黙っていれば丸く収まるという方針できているからあんたもそうしてくれ」と言われて、「今はそんな男尊女卑の時代ではありませんよ」と反論しても、世間と家の中では違うんだよ、と鼻で笑われてしまいました。
私がけがをしようと高熱を出そうと誰も看病などしてくれず、「家族」として尊重されていない違和感がいつもありました。
体の暴力こそありませんでしたが、日々の言葉の暴力はジワジワとストレスが溜まりました。
10年以上我慢しましたがやはり無理でしたし、それほどもめずに離婚できたのは幸いでした。
子どもたちの親権も私にあり、約束通りに養育費も払ってもらえました。
今でも、あの時経済的な不安はあったものの、思い切って離婚して本当に良かったと思っています。
何とか正社員で働き、公的な支援も受けたので子育ても無事に終わりました。
今はそれぞれ結婚して遠方に住んではいますが、SNSで頻繁にやり取りもできるし、ひとりでのんびり暮らせていて今はとても幸せです。
ケースバイケースではありますが、自分の幸せのために離婚してもいいと思います。
そして離婚した女性が生きやすい世の中になったらいいなと思います。

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