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医療・健康・介護のコラム

[俳優 杉田かおるさん](下)毒舌キャラから「悪妻」女優、そして健康情報ユーチューバーへ

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一般男性と再婚、仕事を減らして母を介護、看取り

i[俳優 杉田かおるさん](下)毒舌キャラから「悪妻」女優、そして健康情報ユーチューバーへ

――10年前にはお母様の療養ために東京から神奈川県の湘南に引っ越して、介護をするようになったんですね。

 母はヘビースモーカーで20年余り前に肺気腫と診断されていました。海の近くに療養所感覚で引っ越しました。私は環境問題や有機農業にも関心を持つようになっていて、鎌倉に畑が見つかったこともありました。2013年には母が倒れ、それからは妹と交互に介護をしてきたんですけど、妹は15年に結婚してアメリカへ。私は、母が倒れた年に一般の男性と再婚していて、主人に留守番を頼むこともありましたが、地方ロケなどで家を離れるのはやはり難しいので、仕事を減らして介護と主婦業中心の生活に切り替えました。

――仕事中心の人生から一転して生活を切り替えるのはいかがでしたか。

 主人に朝晩2食、母に3食作って、お皿洗いの毎日を過ごしていると、この生活に何の意味があるんだろう、もっと仕事をしたいなぁと思うこともありました。でも、料理を作る時は、演技の時みたいに集中するし、お皿を洗っていると、無の境地というか、自分を取り戻せる時間だと思うようになりました。「お皿洗い (めい)(そう) 」って呼んでいるんです。母は肺の病気だけだったので、寝たきりという状態ではありませんでしたね。小さいころからずっと一緒に暮らしてきたので、母が亡くなったら寂しくて生きていられないんじゃないか、一日でも長く生きてほしいと思っていたんですが、一昨年、母を看取りました。それでも、こうして生きていられるものですね。

食事やお酒が一番の楽しみ オーガニックの食材を愛用

――今、幸せを感じる時間って何をしている時ですか。

 寝ている時以外は、基本、幸せですね。ご飯を食べて、お酒を飲んでいる時が一番ですね。今はワインを飲むことが多いですね。

――健康については気をつけていますか。

 元気なんですけど、昔、小児ぜんそくがあって、今でも軽いぜんそく持ちなんです。子供のころに長い時間を過ごした撮影所の人たちも母もヘビースモーカーだったからかもしれませんね。東日本大震災をきっかけに、有機農業などの「自然農」というスタイルの研究をする人たちと出会ったんですが、人間の体の細胞を作る食べ物はとても大事だと学んできました。畑をやったり、 味噌(みそ) を作ったり、オーガニックな食材を選んで食べるような生活をしています。健康や食に関する任意の資格なんかも取って、今も勉強を続けています。早寝早起きで、6時25分からNHKの朝の「テレビ体操」をやっています。

ユーチューブで食や健康情報を発信

――今年、ユーチューブで「 杉田かおるのオーガニックヘルスリテラシー 」というサイトを始めましたね。なぜ、自分でサイトを始めたのですか?

 農業やオーガニックという自分が勉強してきたことや、ちょっと手間暇をかけて食生活を楽しむという情報発信をしようと思ったんです。俳優業やタレント業とは別のところでやってきたことを、集大成として出していこうと思っています。実は今まで、ドラマも映画も主役を張ったことがないんです。「杉田かおる」と冠をつけたのは今回が初めて。自分の中で代表作にしようとしているんです。今までを振り返ると、俳優やタレントとしては、自分自身が不幸だと、それが話題になって仕事が増えるんですけど、幸せだとダメなようですね。でも、ユーチューバーの仕事には、充実感を感じています。

[俳優 杉田かおるさん](下)毒舌キャラから「悪妻」女優、そして健康情報ユーチューバーへ

すぎた・かおる
 1972年、帝国劇場で舞台デビュー。同年、「パパと呼ばないで」、79年「3年B組金八先生」、80年「池中玄太80キロ」に出演して注目を集める。同番組の挿入歌「鳥の詩」がヒット。2000年代からはバラエティー番組に多数出演。オーガニックな食生活や有機農業についての講演などを行っている。

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