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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

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ポリ袋でふわふわオムレツ…調理初心者でも簡単 

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 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 加熱すると硬くなってしまう卵料理をふんわりと仕上げるポイントは、水分を多めにし、焼くときに焦げ目をつけないようにすることですが、火力やフライパンの種類によってはなかなか難しいこともあります。訪問先でも調理経験が豊富な方はうまく作ることができますが、調理初心者の男性や、あまり調理をしてこなかった人にとってはなかなか作れない、という場面もあります。

 そんな時には、以前、この連載でも紹介したパッククッキングを利用すると簡単にふわふわのオムレツを作ることができます。袋の縛り方など慣れるまでは難しいかもしれませんが、介護食だけでなく、ひとり分のアレルギー食や減塩食などにも利用できます。

 今回は以前紹介したなべ調理ではなく、電気ポットを使用した方法をご紹介します。ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

[作り方]

(1) ポリ袋に卵を割り入れ、ポリ袋の外側から白身と黄身がよく混ざるように手でよくもみほぐす。混ざったら、その他の材料を入れさらによく混ぜる。

(2) 空気を抜きながら袋の上の方で口を結ぶ。

(3) 電気ポットに3分の1程度の水を入れて沸騰させ、(2)のポリ袋を入れて、90度で10分加熱する。

(4) やけどに気をつけながら、トングなどでポリ袋を湯から取り出し、粗熱をとって袋を開ける。皿に盛り付けてケチャップなどを添える

 ※ポットは3リットル以上の大きなものを使用しましょう。ポットの水位は3分の1量程度にしましょう。多すぎると湯があふれることがあります。ポットは加熱調理を想定したものではないため、十分注意して行いましょう。

 ※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

 (レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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