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消毒用アルコールとして使える80度の酒「酒税で利益ほとんど出ないが」発売へ

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蒸留された度数80度の酒(MCG提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大で消毒用アルコールが不足するなか、宮城県大崎市の新興酒造メーカー「MCG」(杉原健太郎社長)は、手指の消毒に代用できるアルコール度数80度の蒸留酒の製造を始めた。20日にも全国に向けて出荷する。

 商品名は「スピリッツ80」(500ミリ・リットル)で、メーカー希望小売価格は税抜き1200円。第1段階として、2700本の出荷を予定している。

 消毒用アルコールは本来、医薬品医療機器法(薬機法)に基づく医薬品・医薬部外品で、製造には許可が必要だ。だが、感染の拡大で需要が急増していることから、厚生労働省が今月、「エタノール濃度が70~83%」などの条件を満たした酒は医療機関などで手指の消毒に使用できることを特例で認め、都道府県などに通知した。

 スピリッツ80の製造は、この通知を受けたもの。飲料として販売されるが、消毒液としての使用を念頭に製造した。

 MCGは2018年6月設立された会社で、今年5月に最初の商品となるジン「けやき」の発売を予定していたが、急きょスピリッツ80が先行することになった。社員2人が急ピッチで製造を進めている。

 杉原社長(43)は「酒税がかかるので利益はほとんど出ないが、新型コロナで困難な時に皆様のお役に立ちたい」と話している。問い合わせは、MCG(0229・25・6470)へ。

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