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肺マック症治療法は

 寝る時にたんがからむようになり、処方された飲み薬でも良くなりません。詳しい検査を受けたところ、「肺マック症(非結核性抗酸菌症)」と診断されました。日常生活に大きな支障はありません。日常の注意点や治療法を教えてください。(67歳女性)

軽症なら様子見 悪化で投薬も

尾形 英雄  複十字病院安全管理特任部長 (東京都清瀬市)

 この病気の原因となる細菌は、結核菌と同じ「抗酸菌」に分類されます。この中で結核菌などを除いた菌を「非結核性抗酸菌」と呼びます。

 自然界の水や土壌には約200種類の非結核性抗酸菌が生息しており、その大半は無害です。ただ、人間に病気を起こす菌もあり、その代表が「マック菌」と総称される2種類の菌です。空気中を漂うマック菌を吸い込み発病したのが「肺マック症」です。患者の多くは中高年のやせた女性ですが、人から人に感染させることはありません。

 マック菌は肺でゆっくりと増殖するので、最初は自覚症状がありません。健診の胸部エックス線検査で見つかるケースが多く、長引くせきやたん、血たんで病院にかかり、たんの検査や気管支鏡検査などで診断されることもあります。

 肺マック症は薬が効きにくく、軽症のうちは症状もないため、治療をせず様子を見るのが一般的です。この間に自然に治ることもあるからです。ただ、様子を見ているうちに、せきやたんが増えるなど状態の悪化が確認された時は、3種類の抗菌薬を使います。

 治療期間は2~4年と長期になりますが、服薬を続けることで7割程度は治ります。治癒にはご自身の免疫力も重要です。屋外で運動し、高たんぱくの食事も心がけてください。

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