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医療相談室

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橋本病治療で動悸・だるさ

 約10年にわたり橋本病の治療を受けています。息切れと頻脈の症状があるのですが、検査で異常はなく、担当医から「心配ない」と言われます。服用しているチラーヂンという薬の影響からか 動悸どうき やだるさがあり、不安を感じています。(70歳女性)

薬の服用量減らす方法も

赤水 尚史 隈病院副院長(神戸市)

 橋本病では、血液中の甲状腺ホルモンが低下し、全身の細胞の機能が弱まる「甲状腺機能低下症」を伴う場合に治療が必要となります。症状は 倦怠けんたい 感や全身のむくみ、徐脈などで、治療は甲状腺ホルモンの補充です。

 甲状腺ホルモンは、貯蔵型のホルモンと活性型のホルモンに分けられます。質問者が服用しているチラーヂンは、貯蔵型にあたるものです。

 貯蔵型は、体の中で活性型に変化し作用します。変換には時間がかかるため、副作用もすぐに出るものではありません。ただ、貯蔵型の量が多いと、次第に頻脈や疲れやすさが出てくることがあります。チラーヂンの投与量については、血液検査と甲状腺刺激ホルモンのデータを確かめて調整します。

 質問者の場合は、心電図や血液の検査で異常がないようなので、橋本病の治療としては問題がないと考えられます。甲状腺刺激ホルモンのデータや、自覚症状には個人差があります。頻脈や動悸がひどいと感じられるようであれば、チラーヂンの量を少し減らす方法もあります。

 それでも、息切れなどの症状が続く場合は、橋本病だけではなく、他の病気が関わっている可能性があります。検査や治療方針などについて、改めて担当医と相談してみてください。

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