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子どもの健康を考える「子なび」

妊娠・育児・性の悩み

成長期のスポーツ(9)突き指 軽く考えないで

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 成長期のスポーツでは、日本スポーツ医学財団理事長の松本秀男さん(66)に聞きます。(聞き手・西原和紀)

成長期のスポーツ(9)突き指軽く考えないで

 突き指をしたら、とにかく引っ張ればいい、なんて思っていませんか。

 突き指は、指に強い力が加わって起こるけがの総称です。誰もが経験するため、軽く考えがちですが、変形や機能障害が残る恐れもあります。様々なタイプがあり、適切な対処が欠かせません。

 バレーボールやバスケットボール、野球などボールを使う競技で頻繁に起きます。人さし指と中指が目立ち、第2関節を痛めるケースが多くなっています。

 基本的には指の関節の捻挫ですが、骨折のほか、脱臼、 靱帯じんたい 損傷などを伴うことがあります。指がきちんと動き、痛みが強くないようであれば、しばらく様子をみてもらって構いません。

 しかし、腫れている場合は整形外科を受診した方がいいでしょう。レントゲンを撮って正しく診断してもらってください。

 治療の原則は、しっかり固定することです。通常、関節が安定するまで3週間程度かかります。現場での応急処置は、湿布などを巻いて固定し、氷などで冷やしてください。

 突き指の一種ですが、少し違ったタイプに、「マレット変形( 槌指つちゆび )」と呼ばれるものがあります。指の第1関節だけが木槌のように曲がった独特な形になり、まっすぐにできなくなってしまいます。大きく分けて2タイプがあり、指を伸ばす けん が切れたものと、腱がついている骨片ごとはがれて骨折しているケースがあります。

 治療法もそれぞれ異なり、前者は装具などで固定する保存療法となることが多いのですが、後者は骨折の程度によっては、手術が必要になるケースがあります。子供でも起きるので注意しましょう。

【略歴】
松本秀男(まつもと・ひでお)
 整形外科医。慶応大卒。慶応大スポーツ医学総合センター教授などを経て、2019年4月から現職。

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