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「家族で外遊びしても大丈夫?」「小児科受診は安全?」…緊急事態宣言下の子育て注意点(松永正訓・小児外科医)

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 新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。ヨミドクターで 1月31日に記事を書いた時 には、ここまでの拡大は正直なところ予測できませんでした。現状としては、1918年のスペイン風邪(インフルエンザ)以来の世界的な大流行になっています。まさに100年に1度の疫病の様相を呈しています。

自宅での生活が長引く子どもたち

 患者が短期間で爆発的に増加するとき、怖いのは、医療ベッドや人工呼吸器が足りなくなることと、医療従事者が感染して働けなくなり、医療体制が崩壊することです。それを抑えるためには、どうしたらいいのでしょうか?

 ウイルス感染症は人から人へうつっていくので、人同士の接触を止めるしか方法はありません(最終的には、ワクチンが開発されるか、ほとんどの人が感染して集団免疫を獲得しないと終息しません)。

 先の全国一斉休校から、学校が再開しようとしていますが、ここにきて、いくつもの自治体で再開にストップがかかっています。また、非常事態宣言が発出された1都6府県でも休校が続きます。したがって、多くの子どもたちにとって、自宅での生活がさらに長引くことになります。こうしたお子さんのいるご家庭では、どのような点に注意する必要があるのでしょうか?

小児科クリニックはガラガラです

 まず、体調が悪い時、小児科クリニックを受診しても安全かどうかです。

 ある調査によれば、現在、医療機関で最も患者数が減少しているのは小児科です。小児科クリニックというのは、ほとんどの患者が「風邪」とか「胃腸炎」とかの感染症です。休校が長引いていること、手洗いの習慣が広まっていることから、そうしたふつうの感染症が激減しており、小児科のクリニックは大変すいています。

 私のクリニックもガラガラで、患者さん同士が待合室で長時間一緒にいるということがほとんどありません。これは全国的な現象と思われます。

 ですから、発熱、せきがあるお子さんは、いつも通り、クリニックを受診してもかまいません。待合室で新型コロナウイルスをうつされる可能性は極めて低いと言えます。それでも不安でしたら、かかりつけのクリニックに電話を入れて、クリニックの混み具合を確認してください。

 開業医のレベルで、お子さんが新型コロナウイルスに感染しているかどうかは分かりません。しかし、お子さんがふつうの風邪(上気道炎)なのか、肺炎なのかは区別できます。

 それから、予防接種は必ずスケジュール通りに来てください。予防接種の時間帯は、ふつうの患者と時間的に隔離されていますので、そこで新型コロナウイルスに感染することは考えられません。ワクチンで予防する病気はいずれも命に関わるものばかりですから、必ず接種するようにしてください。

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