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カテーテル治療勧められた

 心臓の持病で定期的に検査を受けています。担当医からカテーテルによる治療を勧められています。「これ以上進むと開胸手術が必要」と説明されましたが、現時点で日常生活に支障はありません。どうしたらよいでしょうか。(81歳男性)

安定狭心症の可能性

伊苅 裕二 東海大学医学部循環器内科学教授(神奈川県伊勢原市)

 心臓の冠動脈という血管が狭くなる病気は「冠動脈疾患」と呼ばれます。このうち血管の中が血栓で詰まりそうな状態を「急性冠症候群」、血管は狭いものの安定している状態を「安定狭心症」と分類します。それぞれで症状や経過、治療法は異なります。

 急性冠症候群の一つに、突然発症する「心筋 梗塞こうそく 」があります。この時は、急いでカテーテル治療を受ける必要があります。ただ、質問者は、日常生活で特に大きな影響はなく、安定狭心症の可能性があります。

 治療法は、薬で進行を抑える内科治療と、狭い血管を広げるカテーテル治療、そして狭い血管の先に血流を再開させるバイパス手術の三つに分けられます。

 昨年秋に、米国の患者を対象にした大規模研究の結果が報告され、5年間の生存率では内科治療と、カテーテル治療、手術で大きな差はありませんでした。胸の痛みの症状を改善するには、内科治療よりカテーテル治療や手術が優れていました。内科治療を受けた患者の3割は、途中でカテーテル治療や手術を受けていました。

 どれが最善であるかは一概に言えませんが、担当医とよく相談して納得ができる治療を選んでください。また、狭心症の進行を抑えるために脂質や血圧、血糖のコントロールを心がけてください。

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