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北でも新型コロナ蔓延か…中朝国境から「今では全国に」

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 【ソウル=豊浦潤一】北朝鮮の中国国境付近に展開する軍部隊で2月末以降、新型コロナウイルスの感染が疑われる死者が100人以上出ていることが日米韓協議筋の話でわかった。こうした事態を受け「軍の訓練が中止になったケースも出てきている」という。

 協議筋は、軍部隊内の死亡者が相次いでいることについて「正確な死因は不明だが新型コロナウイルスと推定される」と語った。

 韓国国会の情報委員会所属の野党議員は3月3日、情報機関・国家情報院から受けた報告として、北朝鮮は1月29日に中朝国境を封鎖したと明かした。協議筋によると感染は当初、中朝国境付近で判明し、「今では全国に広がっている」とも語った。

 北朝鮮当局は、公式には感染者や死者の存在を明らかにしていない。朝鮮中央通信は3月27日、外国に出張した人とその接触者、風邪などの症状を示す「医学的監視対象者」が平安南道、平安北道、両江道、羅先市など全国に約2280人いると報じた。

 北朝鮮メディアが報じた写真では、金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長が3月12日に砲兵部隊を視察した際、周囲の幹部たちはマスク姿だったが、21日の戦術誘導兵器の発射訓練ではマスク姿の幹部はいなかった。協議筋は「感染拡大への不安を取り除くためのポーズで、実態はかなり深刻化しているとみるべきだ」と話した。

 正恩氏の妹、金与正キムヨジョン党第1副部長は22日の談話で、トランプ米大統領が正恩氏に宛てた親書で新型コロナウイルスの防疫に関して「協力する意向」を示したと明かした。非核化協議が暗礁に乗り上げる中、防疫をめぐる米朝対話が始まるかどうか注目される。

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