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心のアンチエイジング~米寿になって思うこと 塩谷信幸

医療・健康・介護のコラム

男もアートメイクで気持ちが前向きに

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 実は、今度アートメイクを始めました。眉毛の入れ墨です。あまり顔のことなど気にしたことはなかったが、なぜか眉だけは引っかかっていました。昔、研修医の一人に似顔を描いてもらった時に、眉の外側が上にキュッと持ち上がっているのが強調されて、「あっ、僕はこんな顔だったのか」と複雑な思いをして以来です。最近になって、眉毛も薄くまばらになり、なんとなく締まりがなくなってきました。

 女性は眉毛のメイクに時間を使うようですね。僕が名誉院長を務めているクリニックにはアートメイクを専門にしている看護師さんがいて、結構繁盛しています。名誉院長がこの眉では「 紺屋(こうや)白袴(しろばかま) 」もいいところだと気が付き、試してみたのです。

 さすが専門家だけあって、仕上がりは自然です。その夜、家に帰っても家人は全く気がつかない。どこか変わっていない?と聞いてもわからない。施術前の写真を見せて、やっと、「引き締まった」とか「若返った」と言ってくれました。これを機に、僕も少しおしゃれに投資するかと思い始めました。

お洒落もアンチエイジングのツール

男もアートメイクで気持ちが前向きに

 僕が主催する「アンチエイジング塩谷塾」では“いくつになっても男と女”をモットーにしています。と言っても、「失楽園」を奨励するわけではありませんが、と慌てて付け加えるようにしています。では、どういうことを?と言われると、男も女も「おしゃれ心」を忘れないようにと言っています。こうして、ちょっと眉に手を加えるだけで、前向きの気分になることを自覚すると、まさにおしゃれもアンチエイジングの大切なツール、良いキッカケだと納得できます。

 さて、その次は? 服飾、髪形、靴、アクセサリーなど“年がいもなく”と言われるように気配りをしたくなります。そして、大切なのはスキンケア。シワ、シミ、たるみが女性の天敵とされていますが、シワ、たるみはともかく、シミは男性でもケアすべきだと思います。シミと言ってもいろいろあり、その診断が重要ですが、今はほとんどがレーザーで薄くなります。ちょっとの手間であなたの好感度はアップします。

男性のためのイメージコンサルタントが必要

 問題は服装です。この点、我々昭和一ケタ世代は致命的です。美的感覚が養われる大切な時期に、我々は生きるのに精いっぱいだった。しかも、男の子が見た目にこだわるのは最低という価値観がまん延していた。よく、日本のサラリーマンのいで立ちはドブネズミ風と 揶揄(やゆ) されます。最近の若者はそうではありませんが。我々昭和一ケタは、自分でもどうして良いか分からず途方に暮れます。そこで僕が提唱したいのは、男性のためのスタイリストというかイメージコンサルタントです。

 すでに、女性のためのイメージコンサルタントはたくさんおられます。2、3時間かけてその方に合った服飾、メーク、カラーコーディネートから表情、歩き方まで指導します。塩谷塾の塾生には、イメージコンサルタントやカラーコーディネーター、さらにはアロマセラピストなど、いろいろな専門家がおられます。彼女らを「男性のためのイメージコンサルタント」に育てられないかと思案しています。大げさに言えば、「男性改造」のスペシャリストですか。きっと効果抜群ですよ。鼻の下が伸びるのが唯一の副作用と言えますが。塾長自らそのモデルとなり、ユーチューブで広める。これを4月から始めたいと思っていますので、乞うご期待!(塩谷信幸 アンチエイジングネットワーク理事長)

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shioya_prof

塩谷信幸(しおや・のぶゆき)

1931年生まれ。東京大学医学部卒業。56年、フルブライト留学生として渡米、オールバニ大学で外科および形成外科の専門医資格を取得。64年に帰国後、東京大学形成外科、横浜市立大学形成外科講師を経て、73年より北里大学形成外科教授。96年より同大学名誉教授。日本形成外科学会名誉会員、日本美容外科学会名誉会員。NPOアンチエイジングネットワーク理事長、日本抗加齢医学会顧問、アンチエイジング医師団代表としてアンチエイジングの啓蒙活動を行っている。

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