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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

カブの軟らかソテー…皮薄く、実が軟らかい春のカブ

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 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 冬野菜のイメージもあるカブですが、カブは一年の中で、春の3~5月と秋から冬にかけての10~12月に旬を迎える野菜です。特に春のカブは皮も薄く、実が軟らかいのが特徴です。

 カブといえば、煮物や浅漬けなどのメニューを思い浮かべますが、今回はいためるレシピのご紹介です。調理のポイントは、皮を厚めにむき、繊維を断ち切る切り方にすることと、中火~弱火でじっくり火を通すこと。ゆっくりと加熱することでより軟らかな食感になります。逆に、皮をむかずに、強火でさっといためれば食感が残るので、同じ材料で一緒に暮らす家族の分を作ることもできます。

 介護食は特別な材料を使用するわけではなく、同じ食材でも野菜の切り方や加熱方法を工夫するだけでも作ることができるものです。

[作り方]

(1) カブは皮を厚めにむき、繊維を断ち切るように5mm幅の半月切りにする(カブが大きい時はいちょう切りにする)。

(2) 魚肉ソーセージは3mm幅の斜め輪切りにする。

(3) フライパンにマヨネーズ、おろしニンニクとカブを入れ、からめるように混ぜ合わせてから中火でじっくりといためる。カブが透き通ってきたら、魚肉ソーセージを加えて、1~2分加熱する。

(4) 最後にしょうゆを回し入れ、さっとかき混ぜたらできあがり。粉パセリなどの青みを添える

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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