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深層NEWSフライデー

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香港在住・元NHK青山祐子さん 日本の新型コロナ対策「緩い」

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 猛威を振るい続ける新型コロナウイルス。世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスの感染拡大についてパンデミック(世界的大流行)に当たると表明しました。香港在住の元NHKアナウンサーの青山祐子さんを特別コメンテーターに迎え、今、求められる先手の対策について掘り下げていきます。(司会・右松健太キャスター、久野静香アナウンサー)(2020年3月13日放送)

〈ゲスト〉

青山祐子(あおやま・ゆうこ)  元NHKアナウンサー。五輪5大会でキャスター。2014年から香港在住。4児の母

国光あやの(くにみつ・あやの)  自民党衆院議員。医師。元厚労技官で新型インフルザ対策など担当

加藤哲朗(かとう・てつろう)  日比谷クリニック副院長。感染症専門医呼吸器専門医

香港在住・元NHK青山祐子さん 日本の新型コロナ対策「緩い」

香港も1月から休校

右松 今夜の特別コメンテーターを御紹介します。

久野 元NHKアナウンサーの青山祐子さんです。

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青山 よろしくお願いします。

久野 青山さんは、NHK時代、ニュース番組やオリンピック5大会連続でキャスターを務めてこられました。

右松 いつも拝見しておりました。青山さんはテレビ出演は今回8年ぶりということで……。

青山 そうなってしまいましたね。子供を4人産みまして、今、上の子が8歳で、下の子が3歳、男の子2人、女の子2人です。香港に引っ越してしまいましたので、なかなか日本に帰ってくることができなくて。

右松 今、香港が拠点ということですけれども、香港の生活はいかがですか。

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青山 香港も、1月の終わりから学校は休みに入りました。

右松 新型コロナウイルスの影響で?

青山 そうですね。やはり不安は不安ですけれども、今、どちらかというと、香港の状況は少し落ち着いてきた感じがあります。子供たちも、外に行って遊んだり、サッカーの練習も始めたりして。でも、その前に、ちゃんと体温チェックをします。香港の場合、日本に比べたらすごく厳しいんですよ。なので、日本に帰ってくると「緩いな」と思ったりするぐらいです。

SARSの教訓が生きている

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久野 それでは、ゲストを御紹介します。自民党衆院議員で、医師でもある国光あやのさんです。

国光 よろしくお願いいたします。

久野 そして、感染症呼吸器疾患を専門とする日比谷クリニック副院長の加藤哲朗さんです。よろしくお願いします。

加藤 よろしくお願いします。

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右松 さて、WHOのパンデミックの表明なんですけれども、専門家の立場から加藤さん、この表明についてどのように受けとめられたでしょうか。

加藤 日本の感染者数は、比較的落ちついていますし、中国と韓国、これは報告を見る限り、数字的には落ち着いています。しかし、イタリア、スペイン、フランス、ドイツ……いわゆるヨーロッパ諸国と米国で増加が著しいことから、WHOがパンデミックと判断したと理解しております。

右松 国別の感染者数を見てみたいんですが、このように、3月12日時点で中国は断トツなんですけれども、青山さんがお住まいの香港は129人。中国、イタリア、イラン、韓国を除いたグラフで、香港はずっと横ばいというか、かなり低い水準で推移しているんですね。

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青山 そうですね。やはり初期対応が早かった。2月には中国から人が入ってこないようにしましたし、街に出ますと、本当に小さなことなんですけれども、エレベーターのボタンには透明のセロハンが貼ってありまして、必ず消毒していますし、セロハンも交換する。日本に帰ってくると何もないので、「どうやってボタンを? 肘で押すのかな」と思ったり、ちょっと不安ですよね。ボタンのすき間にも、何かついているかもしれないし。

右松 電車の中とか、エレベーターのボタン。「触ったら手を洗おう」というのが日本の対策だった感じもするんですが、そのあたりは香港は違う?

青山 やはり徹底していますね。街に出るときにはマスクをしないとだめですし、オフィスビルや商業施設に入るときには体温チェックをしないと入れない。「公共交通機関は使うな」ということを言われていましたので、一時期、街から人が消えて、みんなじっと耐えていたという感じなんです。

右松 去年の年末、新型コロナウイルスが中国・武漢で見つかり、1月3日には、香港ではすでに空港などの体温検査が始まっていて、1月中の対策は非常にきめ細かいなと思います。

青山 香港はSARS(重症急性呼吸器症候群)の被害が大きかったので、やはりその教訓がすごく大きいと思うんですよね。日本は、中国で新型コロナがはやり始めたときに、中国のお客さんがいっぱい入ってきていた。すごく広まっているんじゃないかな。2月の初めのころには、マスクをつけていらっしゃる方も少なかったですし、トイレへ行っても消毒するものがないとか……。「大丈夫かな」という思いはありました。

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