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治療できる「認知症」(1)見分け難しい「せん妄」

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治療できる「認知症」(1)見分け難しい「せん妄」

入居する有料老人ホームのロビーでピアノを弾く間宮さん(東京都内で)

 アニメ映画「 火垂ほた るの墓」の音楽を担当したことで知られる作曲家の間宮 芳生みちお さん(90)は、7年前に認知症を疑われた。寝たきりの状態になることもあったが、この2、3年は精力的に創作活動をしている。回復したのは、一時的に意識状態が悪くなる、せん妄だったためだ。

 「早期のアルツハイマー病かもしれない」。ふくろうクリニック 等々力とどろき (東京都世田谷区)の院長・山口潔さんは、ぼんやりすることが多い間宮さんを見て思った。認知症の妻の診療で間宮さん宅を定期的に訪問しており、様子の変化が自然と目に入った。

 目立った病気はなかったが、日を追うごとに生気が失われていく間宮さん。認知症かどうかを知る目安となる「長谷川式スケール」で検査したところ、30点満点の18点。20点以下は認知症の疑いがあるとされる。

 食事を作っていた妻の認知症が進んだ。山口さんが「ご飯食べてますか」と間宮さんに尋ねても返事がない。血液検査で軽い脱水と低栄養の状態であることが分かった。このままでは2人の命に関わると思った。

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