石蔵文信の「男と女の楽しい更年期!」
医療・健康・介護のコラム
テレワークと休校で高まる「妻のストレス」…在宅夫に問われることは?
新型コロナウイルスが猛威をふるっています。感染は中国を始め東アジアから全世界に広がりました。WHOは先日、パンデミック宣言をしました。感染予防のために日本の企業では、事務職を中心にテレワークが急速に広がりつつあります。家庭では、子供たちの休校も長期化しつつあります。新型コロナウイルスの問題は、中高年夫婦の生活にも大きな影響をもたらすでしょう。
いるだけでも鬱陶しいのに…
まだ現役の夫婦の場合を考えてみましょう。テレワークで、夫が在宅勤務をすると、夫婦が一緒にいる時間が増えます。夫の上から目線や支配的な行動が妻の体調を悪化させると考えて、私は約10年前に「夫源病」を発表しました。夫が忙しく働いている現役の時は、夫婦がすれ違うので大きな問題は起こらないようです。しかし、夫が定年になると、夫婦が一緒にいる時間が増えますので、「夫源病」は定年後に表在化するのが通常です。
しかし今、新型コロナウイルスの影響で夫が在宅勤務するようになり、ストレスを感じる妻が増えているようです。夫が在宅勤務しているだけでも 鬱陶 しいのに、昼になると食事を要求してきます。また、仕事の合間に「お茶」「コーヒー」などと呼びつけられたりするでしょう。テレワークや在宅勤務で難しいのは、自己管理能力と言われています。出社している時と同様な生活リズムを守り、なるべく妻に頼らないことが在宅勤務のコツだと思います。
長期間、夫婦二人で過ごさない
では、定年世代への新型コロナウイルスの影響は何でしょうか? もちろん、感染した時は重症化リスクが高いので、十分に気を付ける必要があるでしょう。特に都心部では感染のリスクが高まります。お金に余裕がある方は、この際に地方の旅館やホテルに長期滞在してみてはどうでしょう。長期滞在を条件にすれば、値引きをしてくれるかもしれません。ただ、長時間、夫婦二人で過ごすと、お互いストレスを感じる可能性がありますので、朝食が終われば別行動をしたほうがよいのかもしれません。
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