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石蔵文信の「男と女の楽しい更年期!」

医療・健康・介護のコラム

夫婦旅行は3~4日までが安全です

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 ダイヤモンド・プリンセス号で発生した新型コロナウイルスの感染症では、皆さんご存じのように、乗客、乗員とも大変厳しい生活を強いられました。乗客の方は、狭い船内に閉じ込められ、正体の見えないウイルスにおびえていたでしょう。残念なことに、クルーズ船の乗客に死者も出ています。乗客にはご高齢の方も多く、「定年後はのんびり旅行したい」と考えたご夫婦も、大勢参加していたのではないでしょうか。

男は夫婦旅行を夢見るけれど

 男性が定年後の人生に抱きがちな夢は旅行です。多くの男性は「妻と一緒に旅行したい」と思っていますが、残念ながら、「夫と旅行したい」と思っている妻は、その半分ぐらいしかいません。多くの妻は、親しい友人や娘、姉妹との旅行を楽しみにしているようです。

 でも優しい妻は、定年になってゆっくりしたいと思っている夫の旅行に付き合ってくれます。数年もすると国内や海外の主だった観光地を行きつくして、次第に目標もなくなってきます。そして旅行中は会話もなく、夫の後を追いかけ回すような忙しい旅が続くと、妻に「次回から一人で行ってくださいね」と見限られることになります。

 ゴルフや釣りなどの趣味を楽しむ人もいますが、多くは、数年たつと一緒に遊んでくれる仲間が少なくなり、ぼーっと一日中、家にいることになります。そこで、妻が買い物や旅行に行くと言うと、「私も連れてってくれ」と言う夫が増えるので、これを「ワシも族」と呼ぶようです。

 初老の夫婦が一緒に買い物や旅行に出かける姿をよく見かけますが、全てが仲良い夫婦とは限りません。妻は一人で出かけたいのに、夫が無理やりついてくるというパターンは多いようです。

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石蔵文信(いしくら・ふみのぶ)

 内科・循環器・性機能専門医。大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。大阪市内と都内で男性更年期外来を担当。主な著書に『夫源病』(大阪大学出版会)、『男のええ加減料理』(講談社)、『なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略』(幻冬舎新書)など。自転車による発電に取り組む「日本原始力発電所協会」代表を務め、男性向けの「ええかげん料理」の教室を各地で開くほか、孫育てに疲れた高齢者がネットで集う「孫育のグチ帳」を開設するなど多彩な活動をしている。ホームページは「男性更年期 夫源病 石蔵文信

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1件 のコメント

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石蔵文信氏のお話に異議り

北の旅人

 石蔵文信氏のお話―「たとえ仲のよい夫婦でも、24時間、何日も密着していると、ストレスがたまってくるので、夫婦で旅行をするなら、クルーズ船のよう...

 石蔵文信氏のお話―「たとえ仲のよい夫婦でも、24時間、何日も密着していると、ストレスがたまってくるので、夫婦で旅行をするなら、クルーズ船のような長旅ではなく、3、4日を限度として計画されるのが賢明かと思います」というのは、少し極端な見方ではないかと思います。
 確かに、仰るようなケースが多いのは事実かもしれませんが、私たち夫婦は国内外の旅に結構出かけてきました。今、私77歳、妻79歳で、私がリタイアした61歳頃からは、列車での日本一周や日本列島縦断、日本の9つの新幹線に乗る旅など、5日~10日の日程でしたが、大変楽しいものでした。海外へは、イギリス・フランス・イタリア・ドイツ・スイス・中国・香港など、10日前後の旅行に行きました。
 70代に入ってからは、10日~12日間の日本一周クルーズに7年連続で参加。クルーズでは友だちが出来やすく、今では全国に何組もの船友がおり、親しく交流しています。旅の楽しみは色々ありますが、私は「人こそ思い出」だと感じています。
 クルーズで瀬戸内海の瀬戸田町に行った時には、小学生が観光案内してくれて感動。地元の新聞にお礼を投稿したところ、校長先生から丁重なメールを頂きました。岩手県久慈市では、入港時に市長さんがタラップまで乗客を出迎えたことなど温かい歓迎を受け、それも地元の新聞に書き、市長さんから直接お礼の電話を頂きました。 
 一昨年には、私たちの金婚式を船内で祝ってくれるなど、初めて経験する楽しいシーンを知り、共通の話題も出来、むしろ夫婦の絆が深まったと思います。
従って、リタイア後の皆さんには、逆にクルーズのような「ゆったり」した旅をお勧めしたいと思います。旅好きの知り合いのご夫婦にクルーズをお勧めしたところ、大変喜ばれ、今ではクルーズ専門になっています。私たちは、これからもクルーズで楽しい思い出をつくるつもりです。
 

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