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[女優・歌手 すみれさん](下)5年ぶりのミュージカルに「楽しみしかありません」
ナレーター役なので舞台に出ずっぱり
――4月からはミュージカル「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」の舞台を控えています。本格的なミュージカルへの出演は5年ぶりとか。
お話をいただいときは、すごくうれしかったです。「ジョセフ」は、(「キャッツ」や「オペラ座の怪人」などでも有名な)アンドリュー・ロイド=ウェバーさんと(「エビータ」や「ライオンキング」などを手がけた)ティム・ライスさんのコンビが、まだ学生の頃に書いたという有名なミュージカルで、私も中学生の頃に初めて知りましたけど、自分がその舞台に立つなんて夢のようです。
――すみれさんの演じるナレーター(シルビア・グラブさんとのダブルキャスト)は、どんな役ですか。
物語の進行役なんですけど、セリフではなくて、すべて歌で進めていくんです。全部で22曲あるうちの、3曲くらいを除いてほぼ舞台に出ているような感じですね。主演のジョセフ役を演じる薮くん(Hey! Say! JUMPの薮宏太さん)は、ロンドンに実際の舞台を見に行ったそうですが、「大変だね。ナレーターはずっといるよ」って。それを聞いて思わず、「Oh! No!」と言ってしまいました。
――見どころはどんなところですか?
いろんなジャンルの音楽が入っているところですね。エルビス・プレスリーのような感じの曲も入っていたり、ロックンロール、レゲエ、バラードももちろんあったりしますし、ちょっとエジプトっぽい音楽も入っています。とてもバラエティー豊かです。
――楽曲の数も多いですし、2か月間近いロングラン公演は大変なのでは。
私はミュージカルが大好きで、前回(2015年)の「ボンベイドリームス」の時も、もう楽しい思い出しか残っていません。ですので、今回も、大変だという思いよりも、もう楽しみしかないです。
夢はブロードウェーの舞台
――これからの夢は何ですか。
将来的に、世界で活躍できるような歌手や、女優になりたいという大きな夢があります。アメリカの映画とかドラマもそうですし。ハリウッドの映画に出る夢は、ちょっとだけかないましたけど。もっと頑張っていきたいです。
何より、いつかはブロードウェーのミュージカルの舞台に立ちたいというのは、小さな頃からの夢です。今回、こういう大きな舞台に出させていただくことは、夢に向かっての一歩だと思いますし、とても楽しみです。
すみれ
1990年、東京都出身。ハワイの高校在学中にモデルとしてデビュー。米・カーネギーメロン大学演劇科に進学後、2011年に女優、歌手として本格的に活動を始める。日米両国で映画、ドラマなどで活躍。20年4~5月には、ミュージカル「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」(東京・日生劇場、大阪・オリックス劇場)に出演の予定。
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