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がんゲノム医療、対象拡大し治療初期に適用へ…厚労省先進医療部会

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 がん細胞の遺伝子を一括して調べ、適した薬を探すパネル検査について、標準治療で効果がなかった患者らに限られている対象を拡大し、治療の初期から行う臨床研究を国立がん研究センター中央病院が計画している。厚生労働省の先進医療技術審査部会が、公的医療保険が一部適用される先進医療として実施することを承認した。

 同省の先進医療会議を経て正式決定する見通し。がんゲノム医療の恩恵を受ける患者が増えることが期待される。

 パネル検査は、がんに関連する100種類以上の遺伝子の変異を調べ、未承認などの薬から効果があるものを探す。同病院の計画によると、患者は最初の薬物治療の前にパネル検査を受け、高い効果を見込める薬が見つかった場合、同意の上で治験などに参加する。

 対象は16歳以上の非小細胞肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、 すい がん、胆道がんの患者計200人。募集期間は今春から1年間の予定で、登録から2年間に、パネル検査で見つかった薬を使う患者の割合を調べる。生存率も調べ、標準治療を受けた患者と比べる。

 標準治療で効果がなかった患者らを対象とする現在のパネル検査で、有効な薬が見つかるのは約1割とされる。

 今回の臨床研究では、検査料の56万円は患者が負担する一方、治験などで使う薬の負担は原則生じない。標準治療の薬を使う時は保険が適用される。

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