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横浜港のクルーズ船、感染の4人重症化…ICUなどで治療

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横浜港のクルーズ船、感染の4人重症化…ICUなどで治療

接岸したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に向かう関係者ら(12日午前10時4分、横浜市鶴見区で)=竹田津敦史撮影

 新型コロナウイルスの集団感染が起きているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を巡り、厚生労働省は12日、これまでに感染が判明している感染者のうち4人が重症化していることを明らかにした。さらに同日朝までに新たに39人の感染がわかり、同船の横浜到着(3日夜)以降の感染者は計174人に上った。これとは別に、船内で検疫作業にあたった男性検疫官1人の感染も初めて判明した。

 同省によると、重症の感染者4人は、60~70歳代の日本人男性3人と、70歳代の外国人男性1人。10日までに感染が確認され、すでに下船して現在は集中治療室などで治療を受けている。4人には持病があるといい、同省はウイルス感染と重症化との関連を調べている。

 この4人を含め、12日朝までに感染が分かった174人は男性88人、女性86人で、日本人は男女合わせて81人。12日に感染が判明した39人の中には初めて10歳代の感染者も確認された。

 同船の乗員・乗客は3711人で、同省は発熱やせきの症状がある人(有症者)や有症者と長時間行動を共にした人(濃厚接触者)のほか、体調悪化を訴えた人のウイルス検査を実施しており、これまでに延べ492人の検査結果が判明している。さらに追加検査を実施しており、感染者が増える可能性もある。

 また、この日感染が明らかになった男性検疫官は、横浜検疫所から同船での検疫業務に派遣されていた。船が帰港した3日夜から4日夜にかけて、船内で乗客らに質問票を配布したり、体温を測ったりする業務を担当。マスクと手袋を着用していたが、ゴーグルや全身防護服は身につけていなかったという。9日に発熱し、10日にウイルス検査を受けていた。

 同ウイルス感染者の治療や感染防止にあたる職員の感染が国内で確認されたのは初めてで、加藤厚労相は12日午前、報道陣の取材に対し、「感染の原因やルートを調査するとともに、検疫を行う職員の感染防止を徹底したい」と語った。

 一方、中国・武漢市から政府チャーター機第1便で帰国し、千葉県内のホテルなどに滞在している日本人197人のうち再検査で陰性と確認された人は、早ければ12日中に帰宅できる見通しとなっている。

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