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2月1日「フレイルの日」に 協議会が制定 予防の重要性呼びかけ

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  産学官の約100団体が加盟し、国民の健康作りを進めるスマートウエルネスコミュニティ協議会(理事長=大内尉義・虎の門病院長)は日本老年医学会、日本老年学会、日本サルコペニア・フレイル学会と連携し、2月1日を「フレイルの日」と制定した。1月29日には記者発表会が行われ、日本記念日協会から登録証が手渡された。

「記念日登録証」を持つ大内理事長(右から2人目)ら

「記念日登録証」を持つ大内理事長(右から2人目)ら

 「フレイル」と2(ふ)、0(れ)、1(い)の語呂合わせで決めた。制定を記念し、2月9日に静岡県三島市で市民を対象とした講演会を開く。今後、協議会が認定するボランティアが、家族や知人にフレイル対策の重要性を呼びかけていくことも計画している。

  フレイルとは、筋力などが低下し始め、心身が弱ってきた状態。「虚弱」を意味する英語「frailty(フレイルティ)」をもとにした言葉で、2014年に日本老年医学会が提唱した。筋トレやバランスの良い食事、社会参加によって、元気な状態に戻れるという。

 

「フレイルを全世代に広めたい」大内理事長

  記者発表会で、大内理事長は「来年度から、75歳以上を対象に生活習慣や認知機能などをチェックする『フレイル健診』が実施され、国のフレイル対策が本格的に始まる。そこで、記念日を制定して、フレイル対策の重要性を伝えていくことにした」と意義を強調。「記念日制定をきっかけに、フレイルの対象となる50~60歳代以上の人だけでなく、その子、孫の世代にも広めていきたい」と意気込みを話していた。

 日本老年医学会の秋下雅弘理事長は「フレイルという言葉を提唱してから、各領域の先生が我が事として受け入れてくれた。フレイルになりやすい人は心不全、肝硬変、腎不全などの慢性疾患を抱えている。その状態を鋭く言い当てているからだろう。フレイルをキーワードに、各学会との連携をさらに深めていきたい」と目標を語った。

 また、日本老年学会の荒井秀典理事長(日本サルコペニア・フレイル学会代表理事)は「4月からのフレイル健診に向け、かかりつけ医や一般の人を対象にしたマニュアルの作成などを通じて、認知度をアップしたい」と意欲を見せていた。

 「フレイルの日」を認定した日本記念日協会の加瀬清志代表理事は「1日は月の初日なので覚えやすい。また、活動的ではない冬場に健康づくりの行動を起こすきっかけになるという意味で、的を射た記念日だ」と評価していた。

 

2月9日、三島市で記念イベント

 静岡県三島市で2月9日に開かれる記念イベント「フレイルに立ち向かう会」は、大内理事長などフレイル予防の第一人者による講演のほか、体組成・握力・血管年齢・肌年齢などの測定コーナーもある。参加無料。

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