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「続・健康になりたきゃ武道を習え!」

エクササイズ・健康・ダイエット

「怖い」と思ったときが、強くなるチャンス

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ただのイケメンじゃない道場責任者

 赤石さんは、身長186センチ、体重90キロ。見ての通りのイケメンだ。
 もちろん、ただのイケメンではない。……というか、総本部直轄道場の責任者が、ただのイケメンであるはずがない。

 2008年の第25回全日本ウェイト制空手道選手権大会重量級で優勝。
 2009年の第41回全日本空手道選手権大会で3位入賞。
 2011年の全ヨーロッパ空手道選手権大会で4位入賞。

 そして、世界大会。極真会館では4年に1回、「オープントーナメント全世界空手道選手権大会」を開催している。体重別のウェート制ではなく、無差別級のトーナメント大会だから、世界各国から参加する体格のいい相手と戦い、過酷な試合を勝ち抜かなければならない。

外国の強豪にローキック(下段回し蹴り)を入れる選手時代の赤石さん。上の2枚の写真とは違って、鬼気迫る表情だ(2011年11月、第10回世界大会で。赤石さん提供)

 外国の強豪にローキック(下段回し蹴り)を入れる選手時代の赤石さん。上の2枚の写真とは違って、鬼気迫る表情だ(2011年11月、第10回世界大会で。赤石さん提供)

 2011年11月に開かれた第10回世界大会で、各国から選抜された192人の中で赤石さんは見事、4位に入賞した。優勝、準優勝、3位は外国勢。その前回の07年の世界大会では、優勝から7位までを外国勢が独占したから、日本人が上に勝ち上がっていくのがいかに困難かが分かるだろう(ちなみに2015年の第11回ではベスト5までを外国勢が独占、昨年の第12回では1位と4位の座を日本人が勝ち取った)。

 このコラムの最後のシリーズは、赤石さんへの取材を通して空手の魅力を紹介したい。何をきっかけに空手を始め、心と体をどのように鍛え、輝かしい成績を収めていったのか。選手を引退して指導者となった今、何を思い、何を目指して日々の指導に汗を流しているのか。詳しくは次回以降に。

(山口博弥 読売新聞編集委員)

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山口 博弥(やまぐち・ひろや) 読売新聞東京本社編集委員

 1962年福岡市出身。1987年読売新聞社入社、岐阜支局、地方部内信課、社会部、富山支局、医療部、同部次長、盛岡支局長、医療部長を経て、2018年6月から編集委員。同年9月から1年間、解説部長も兼務。医療部では胃がん、小児医療、精神医療、慢性疼痛、医療事故、高齢者の健康法、マインドフルネスなどを取材。趣味は武道と映画観賞。白髪が増えて老眼も進行したが、いまだにブルース・リーを目指している。

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1件 のコメント

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競技を通して人間や自然の仕組みを知ること

寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受

普通の子供が人見知りなのは、個として生きていくための本能だと思いますが、人間として進化していくためには他や環境を知らねばなりません。 文字、書籍...

普通の子供が人見知りなのは、個として生きていくための本能だと思いますが、人間として進化していくためには他や環境を知らねばなりません。
文字、書籍、ITの進化は時代や空間を超えて多くの人の考えや動きに触れることを可能にしてくれました。
このように、武術やスポーツの間口があることで、そのためのきっかけができていきます。

見の目、観の目、なんていうものもいきなり実践できるものでもありません。
自分にできる事、相手のできることを知ることによって、後の先を取れる確率も上がってきます。
そういう意味で、先に年下や格下の方に攻撃させることも学びです。
成功も失敗も積み重ねることで、学びに厚みができていきます。

怖いと思った時が強くなるチャンスというのは、相手の鋭い動きも知識や経験で見きってしまえばチャンスに変わるという意味だと認識していますが、連載の内容に期待したいと思います。

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