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介護予防・健康フェスタで「回想サロン」(川崎)

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 高齢者の健康づくりに役立つ情報を紹介する「介護予防いきいき大作戦・みんなで健康フェスタ!」(川崎市主催)が14日、川崎市高津区の高津市民館で開かれ、新聞記事を題材に昔を懐かしんでもらう「よみうり回想サロン」や講演、測定会など様々な催しが行われました。

介護予防・健康フェスタで「回想サロン」(川崎)

山本記者の解説で、大流行したフラフープのニュース動画を見る人たち

坂本九のヒット曲などに「懐かしい」…回想サロン

 「よみうり回想サロン」では、進行役の読売新聞クロスメディア部の山本淳一記者が、昭和30~50年代のニュースや流行語をスライドで紹介しました。

 昔を思い出す回想は、脳の活性化につながるとされています。 昭和30年代前半に大流行したフラフープについて、山本記者が「(フラフープで)遊んでいましたか?」と問い掛けると、会場のほとんどの人が一斉に手を挙げました。当時の様子を撮影したニュース映像を見ながら、口々に「懐かしい」などと話していました。

 さらに、「皇太子さま(当時)と美智子さまのご成婚パレードをご覧になりましたか?」と聞くと、参加者の女性が「皇居近くで見ました。美智子さまは本当におきれいでした」と振り返っていました。 このほか、前回の東京オリンピックで活躍した選手や、川崎市出身の歌手・坂本九さんのヒット曲などをクイズで楽しみました。

 

健康長寿のコツ12か条を解説

講演する新開省二・東京都健康長寿医療センター研究所副所長

 これに先立つ記念講演では、「楽しく始めよう!介護予防のための“新”ガイドライン12ケ条」と題して、東京都健康長寿医療センター研究所副所長の新開省二さんが健康長寿のコツを分かりやすく解説しました。

 新開さんは「健康長寿には、持病の有無は関係ありません。日常生活に不自由しない体の機能『生活機能』をいつまでも保つことが重要です」と話し、12か条の主な内容を解説していきました。 「食生活」では、「やせ」と「栄養不足」を防ぐため、1食の中で「主食」「主菜」「副菜」をきちんと食べ、牛乳や乳製品、果物も毎日とることが大切」と説明。「口の健康」では「歯が抜けたままにせず、サキイカやタクアンがしっかりかめる状態を維持しましょう」と呼び掛けました。

 さらに「社会との接点を持ち続けることが重要」として、「1日1回以上外出する」「週1回以上、友人・知人などと交流する」「月1回以上、社会活動に参加する」を目標にしましょう、とアドバイスしました。

 続いて、川崎市内で健康づくりに取り組んでいるグループの活動報告があり、社交ダンスや、中国の体操「練功十八法」の実演も行われました。

介護予防・健康フェスタで「回想サロン」(川崎)

「練功十八法」を披露する高齢者グループ「梶ヶ谷はなこぶし」のメンバーたち

 

介護体験の講談にホロリ

介護体験を語る講談師・田辺鶴瑛さん

 最後に、実母と夫の両親を介護した講談師の田辺鶴瑛かくえいさんが、体験を交えた介護講談「笑いは最強の介護!」を披露しました。

 脳梗塞こうそくの後遺症で寝たきりとなり、認知症も発症した義父を、田辺さんは6年間介護し続け、在宅での介護を全うしました。「義父に毎日優しく接するのは無理。当分、死にそうにないなら我慢しない」と開き直り、本音で義父と向き合った体験を軽妙な語り口で紹介しました。

 「3度目の介護で、初めて、(義父など介護してきた親に対して)感謝する気持ちを持つことができました。救われました」と当時の胸中を話すなど、笑いあり、ほろりとさせられる場面ありの講談となりました。

 

認知症予防体操、筋肉量の測定会も

 イベントでは、認知症予防体操の体験会や、加齢により骨や関節、筋肉などの機能が衰えていないかどうかを調べる「ロコモ度テスト」、全身や手足、腹などの筋肉量や脂肪量の測定なども行われました。参加した人たちは測定結果をもとに、健康づくりのアドバイスを受けていました。

介護予防・健康フェスタで「回想サロン」(川崎)

筋肉量や脂肪量を測定後、アドバイスを受ける参加者の女性(左)

 来場した人たちは「体脂肪を減らして筋肉をつけましょうと勧められました。今年は、健康管理に気をつけていきます」(多摩区・69歳男性)、「健康づくりに役立つ講演や回想、講談もあり、楽しい時間でした。また来年も参加したい」(高津区・89歳女性)などと、感想を話していました。

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