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【私と医療ルネサンス あれからの物語】(7)取り寄せた記事で「希望」

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娘が乳児血管腫 中山久美子さん

 京都市の中山穂乃美ちゃん(5)は、生後まもなく、右目の下に小さな赤いあざが見つかった。「いちご状血管腫(乳児血管腫)」という血管の細胞が増殖してできる良性の腫瘍だ。

 レーザー治療に毎週通ったが、あざは小さくならない。「治療の時に痛がって泣く姿は今でも忘れられません」。母親の久美子さんは話す。生まれてから半年後、あざは目を覆うほどに大きくなっていた。

 2014年12月、久美子さんは両親から、乳児血管腫の治療について、数日前の医療ルネサンスに出ていると知らされた。記事を取り寄せると、不整脈などの治療に使う「β遮断薬」を服用し、あざが消えた事例が紹介されていた。

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