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京都大の医療用iPS細胞、提供先で培養中に遺伝子変異

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 医療用のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を研究機関に提供している京都大iPS細胞研究所は8日、提供先でiPS細胞を基に作られた細胞の一部から、がんにつながる可能性がある遺伝子の異常が見つかったことを明らかにした。

 医療用iPS細胞は同研究所が2015年8月以降、計18の研究機関に提供している。うち少なくとも2機関が作った細胞の一部で、がんを抑制する遺伝子などに変異があった。もともとのiPS細胞には問題がなかったことを確認しており、提供先で培養中に変異が生じたとみられる。

 iPS細胞に限らず、培養中の細胞に変異が起きるケースがあることは以前から知られていた。移植前に細胞の遺伝子を検査し、問題がある場合は取り除いているため、移植を受けた患者や今後の医療応用に影響はないという。

 同研究所の担当者は「安全に移植できる体制は整っている。懸念を 払拭ふっしょく するためにも変異の情報を共有し、情報公開も検討したい」としている。

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