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医療ルネサンス

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【私と医療ルネサンス あれからの物語】(3)理想の医師へ歩む道

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夢の家庭医に 杉谷真季さん

【私と医療ルネサンス あれからの物語】(3)理想の医師へ歩む道

訪問先で診察する杉谷さん(左)(東京都世田谷区で)=川口正峰撮影

 昨年12月、東京都世田谷区のマンションに高齢の夫婦を訪ねた。ベッドに腰掛けた男性(89)の傍らで、女性(81)が待ちわびたように切り出した。「主人は、ここで転んじゃったの。私も今朝、腰がぎくっときてしまって」。医師の杉谷真季さん(35)は「奥さまもお大事にね」と声をかけ、そっと手を女性の腰に添えた。

 杉谷さんは同区の桜新町アーバンクリニックに勤務する家庭医。病気も性別も年齢も問わず、家族を丸ごと診る。

 家庭医を目指す出発点は2002年1月、高校2年の冬。医療ルネサンス「家庭医という専門医」(5回)を読んだ時だ。

 自宅の敷地内で内科と小児科を開業する祖父の姿を見て育った。高校に入り、病院の1日医師体験に参加するなど、医師の道を目指そうと考えていた。

 家族図作り情報蓄積――初回の見出しは忘れられない。カルテに家族の系図を書き、診療のたびに情報を加える家庭医のルポ。家族の情報や、暮らしぶりを把握すれば、病気の背景が見えてくるという。

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