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中国・武漢で原因不明の肺炎相次ぐ…患者全員を隔離治療

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 【上海=南部さやか】中国湖北省武漢市で昨年末以降、原因不明とされる肺炎の発症が相次いでいる。武漢市政府は、感染した患者全員を隔離して治療している。世界保健機関(WHO)は5日、「中国当局と緊密に連携し、事態を監視する」と警戒を示した。感染の疑い例が報告された香港や台湾でも、水際対策を強化し始めた。

 市政府の5日の発表によると、昨年12月12~29日に59人が発症し、うち7人は重症という。市政府は「ウイルス性の肺炎」とするが、2003年に流行し、中国本土や香港で多数の死者が出た新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の可能性は「排除した」としている。人から人への感染は確認されていない。

 香港でも武漢を訪問した30人が発熱などの体調不良を訴えた。香港政府は4日、感染症への警戒レベルを「厳重」に設定し、空港や高速鉄道の駅で乗客の体温を測るなどの対策を実施している。台湾当局は、6日までに武漢発の直行便10便の乗客ら867人の検疫を行い、発熱があった8人を経過観察とした。

 WHOの発表を受け、日本の外務省や厚生労働省も感染予防の注意喚起を行った。中国政府は専門家チームを現地に派遣し、原因の特定を進めている。

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