五十嵐康彦の「足裏もみで美しくなる!」
健康・ダイエット・エクササイズ
「冷え性」 血行を良くする「肝臓」「腎臓」「甲状腺」ゾーン
皆さん、こんにちは。指圧・マッサージ師の五十嵐康彦です。だんだん寒さが増してくると「手や足の先が冷たくなる」「足が冷たくてなかなか眠れない」と「冷え性」の悩みを訴える人が多くなります。そこで、今回は「冷え性」に効く足裏の反射帯(ゾーン)をご紹介します。
冷え性は血液の循環が滞り、手足の先の毛細血管まで血液が十分に行き渡らないために起こります。毛細血管を広げたり、縮めたりして体温を調節する自律神経の働きが乱れていると考えられます。
冷え性に効くゾーンは「肝臓」「腎臓」「甲状腺」の三つです。肝臓には体温のバランスを保つ役割、腎臓には血圧を正常にコントロールする役割があります。甲状腺から出る「甲状腺ホルモン」は、脈拍数や体温、自律神経の働きを調整し、エネルギーの消費を一定に保っています。これらに対応する足裏のゾーンをしっかりもみほぐしていきましょう。
順番にもみほぐし方を説明します。足裏もみは右足から行っていきます。モデルの佐藤由季さんが実演している動画も併せてご覧ください。
1 | 肝臓ゾーン | 人さし指の第2関節の角で、もみほぐします。 |
2 | 腎臓ゾーン | 人さし指の第2関節の角で、もみほぐします。 |
3 | 甲状腺ゾーン | 人さし指の第2関節の角で、もみほぐします。 |
なお、肝臓のゾーンは右足裏にしかありませんので、注意してください。今回は、いずれも「人さし指の第2関節の角」を使います。足裏にスキンクリームを塗っておくと、指の滑りが良くなるだけでなく、皮膚を保護する効果もあります。スキンクリームのかわりにベビーオイルやワセリンでも構いません。
足の温冷浴も効果的
足の先が冷えて寝付けないという人には、足の温冷浴をお勧めします。大きめのバケツか洗面器を二つ用意し、一つには水、もう一つには40度前後のお湯を入れます。ひざまでつかればベストですが、くるぶしの上までつかっていれば十分でしょう。両足を水とお湯に交互に入れましょう。足の先がポカポカして、温かさが持続します。むくみや疲れも解消できます。
油や塩は体を冷やす…摂取は控えめに
ゾーン・セラピーと併用して、食生活の改善を図ることが望ましいでしょう。油や塩は、体を冷やすと考えられているので、控えめにしましょう。野菜は、なるべく生は避け、ボイルして食べるようにしましょう。
冷え性は単に手足の先などが冷たいというだけにとどまらず、肩こりや頭痛、腰痛、月経不順などを伴うことが多いようです。冷えが「万病のもと」と言われるゆえんです。気になる人は、これらの対策を生活に取り入れてみましょう。
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