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松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

いためポークサラダ…カリカリの食感の豚肉

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 小学校栄養士の松丸奨です。今日は、豚肉で味わうおいしいサラダのレシピ「いためポークサラダ」のご紹介です。

 サラダのトッピングで人気の食材というと、ハムやベーコンがあります。どちらもお手軽に使える食材です。ただ気になるのは塩分。保存性を高めるために塩が使用されていますが、できれば、そこまで塩分が主張していないサラダを作りたい! そこでいためた豚肉のサラダレシピを考えました。

 豚肉は特に味付けをしていないのですが、片栗粉で衣付けをしているので、カリカリの食感とジューシーさが強調されています。ノンオイルのドレッシングを使用すると。サラダを一層おいしく食べられます。

 サラダに多く使用されているのはミズナです。豊富に含まれている葉緑素は、抗酸化作用があり、血液の健康に効果があるといわれています。美肌作りに役立つとされるポリフェノールも含まれていて、傷ついた肌細胞を修復する働きがあるといわれています。

 ミズナをおいしく食べるコツは、軽く塩もみをしてから洗うこと。ミズナの強いハリが弱まり、食べた時の食感がよくなります。ミズナは一つ買うとボリュームのある野菜です。たっぷりと食べられるレシピがあると重宝しますよね。このレシピでは、豚肉とゆで卵、トマトなど、ミズナと相性のよい食材が使用されています。栄養価も、ビタミンB1、レシチン、リコピンなど、優秀なものが集まっています。ぜひ作ってみてください。

[作り方]

(1) 豚肉に片栗粉で衣をつける。フライパンを強火で熱し、いため油を入れて両面をいためる。

(2) 肉に火が通ったら、まな板に戻し、短冊に切る。ミニトマトは2分の1に、ゆで卵は4分の1にカット、紫キャベツは千切りにする。ミズナとレタスはざく切りにする。

(3) 野菜と(2)の豚肉とゆで卵を盛り付けて、最後にお好みでドレッシングをかければ完成。

 (レシピ作成 栄養士 松丸奨)

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matsumaru-susumu_prof

松丸奨(まつまる すすむ)

 管理栄養士 栄養教諭 フードコーディネーター

 1983年千葉県生まれ。専門学校卒業後、栄養士として千葉県内の市立病院に勤務。2009年より小学校で勤務。給食の献立作成や調理指導、食育の授業などを行っている。2013年には、実際に提供されている給食のおいしさなどを競う「全国学校給食甲子園」(第8回・応募総数2266校)で優勝。ドラマでの給食の監修・調理指導など担当。テレビなどのメディア出演も多数。塩分が控えめで、だしや味付け、彩りにこだわったレシピ作りに励んでいる。著書に、「日本一の給食メシ 栄養満点3ステップ簡単レシピ100」(光文社)「ママと子の「ごはんの悩み」がなくなる本」(サンマーク出版)「日本一の給食レシピ 子どもがすくすく育つ」(講談社)

Instagram:https://www.instagram.com/matsumaru.susumu/
ブログ:小学校栄養士 松丸 奨のブログ

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