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深層NEWSフライデー

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命に関わる「転倒」 身近にある意外な危険箇所…簡単トレーニングで予防

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 年齢が進むにつれて多くなるのが「転倒」です。大けがや命の危険につながることも珍しくはありません。高齢者が転ぶ原因は何か。けがを防ぐにはどうすればいいのか。2人の専門家をスタジオに招き、アドバイスしてもらいました。(司会・右松健太キャスター、久野静香アナウンサー)

(ゲスト)

上岡洋晴(かみおか・ひろはる) 東京農業大学大学院教授。日本転倒予防学会理事。日本温泉気候物理医学会理事

鮫島直之(さめじま・なおゆき) 東京共済病院脳神経外科部長。脳神経外科専門医。日本正常圧水頭症学会理事など

落ち葉に足を滑らせ豪快に

命に関わる「転倒」 身近にある意外な危険箇所…簡単トレーニングで予防

右松 深層NEWSフライデーです。きょうのテーマは「つまずき・転倒」です。何を隠そう、私、つい、きのうなんですけれども、取材中に下り坂をちょっと歩いていたら、落ち葉に足を滑らせて豪快に転んだんです。

久野 きのうですか。

右松 つい、きのう。そういうことって結構ありますよね。

久野 階段とかで足がもつれて転がり落ちそうになったことは何度かありますね。

右松 スタッフに話を聞いても、ちょっと前につんのめったりとかは、結構皆さんあるということでした。年齢とともに増加するというこのつまずき・転倒ですが、大けがのきっかけとなるだけではなく、命取りということもあるので気をつけたいです。

久野 さあ、きょうは読売新聞医療部次長の赤津良太さんにもトークに参加していただきます。赤津さんは最近つまずいた経験はありますか。

赤津 会社に向かうときに、ちょっと急ぎ足で歩いているときに、時々、つま先が地面にひっかかるような形で、倒れそうになったことはあります。

右松 40代、50代でも注意が大切な転倒なんですが、きょうはその予防につながる体操もご紹介したいと思います。

交通事故より多い転倒・転落死

命に関わる「転倒」 身近にある意外な危険箇所…簡単トレーニングで予防

右松 さて、本題に入る前に気になるデータがあるんですが、こちらは交通事故と転倒、そして転落による死者数のグラフです。2000年以前は交通事故で亡くなる方が1万人を超えていたんですが、今では半分以下に減っています。一方で、転倒や転落が原因での死亡者の数は年々増加していて、ちょうどグラフの中央、2009年で逆転をしているんです。鮫島さん、これはどういったことが言えるんでしょうか。

命に関わる「転倒」 身近にある意外な危険箇所…簡単トレーニングで予防

鮫島 まずは、この結果を見て驚く方がいると思います。転倒、転落が原因で亡くなられる方が、交通事故死よりも多くなっています。亡くなる原因としては、頭部外傷が多いと言われています。

右松 つまり、頭を打ってしまうということでしょうか。

鮫島 そうですね。階段とかちょっとした段差でつまずいた際、高齢者の場合にはとっさに受け身をとれませんので、強く頭を打ちつけて重篤な脳挫傷や急性硬膜下血腫に至る場合があります。交通事故は国全体の取り組み、例えばシートベルト着用の義務化とか車の新しい技術革新が進んで、ご覧のように減少し続けていますが、一方で転倒に関しましては、まだまだ十分な対策がなされているとは言えないと思います。

右松 確かに転倒に対する予防策について、社会全体、もしくは政府だとか国の施策として耳に入ったことはないな、という感じですよね。

鮫島 なので今後、国全体で取り組むべき喫緊の課題であると感じています。

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