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40代から備えよう「老後のお金」 楢戸ひかる

医療・健康・介護のコラム

[有料老人ホーム選び]入居年齢低いほど一時金が高い施設も…健康維持は最大の節約術!

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 先日、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんにお誘いいただき、高齢者施設の見学に行ってきました。みなさんは、高齢者施設に行ったことがありますか? 今回は、私の「施設見学デビュー」から話を始めます。

[有料老人ホーム選び]入居年齢低いほど一時金が高い施設も…健康維持は最大の節約術!

イラスト:赤田咲子

施設見学デビューで落ち込んだ

 それは2016年のことでした。核家族育ちの私は、「介護が必要な高齢者」を目の当たりにしたことがありませんでした。そのせいか、現実を見て 少し落ち込んでしまったことは以前書きました 。 もっとも、その高齢者施設は要介護度が高い方向けで、デビュー戦にしてはハードルが高かったのですが……。

要介護度が必要資金を左右

 「ファイナンシャルプランニングの相談を受けるなかで、『適切な高齢者施設を教えてほしい』というニーズが増えています。多くの方は在宅で介護を乗り切ろうと考えますが、在宅介護のほうが安くすむかは、亡くなるまでわかりません。在宅で充分な介護を受けようと思うと、施設介護よりも高くなるケースはいくらでもあるからです。いずれにしても介護は情報戦ですから、安くて、評判の良い施設への入居が実現できるように、私自身も見学の努力を続けています」

 そう話す畠中さんは、国内外を含め300回以上見学した、いわば高齢者施設のプロフェッショナル。いまやファイナンシャルプランナーにとって、高齢者施設の知識は不可欠です。なぜなら、高齢期の要介護度によって、 (つい) のすみかにかかるお金が違ってくるからです。つまり、「いつから、どれだけ介護が必要になるか」が、老後に必要な金額を左右するのです。

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楢戸 ひかる(ならと・ひかる)

マネーライター
 1969年生まれ。大手商社に勤務後、90年代よりマネー記事を執筆。「誰もが安心してお金のことを学ぶ場」である「お金のリビング」を主宰。その入り口として、「ザックリ家計簿」ワークショップをオンラインにて開講中。詳しくはホームページ「主婦er」で。
 お金の記事だけでなく、「家族」や「暮らし」についてもコンテンツ更新中。

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