文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

ウェルネスとーく

医療・健康・介護のコラム

[女優・歌手 秋本奈緒美さん](下)毎日、笑って生活しています。ドラマではきつい、いや~なキャラですが(笑)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 19歳でジャズシンガーとしてデビューした秋本奈緒美さん。先鋭的な音楽性のアルバムを次々に発表し、高い評価を受けた後、女優に転身してからも、映画やドラマなどでの大活躍を続けてきました。画面で見せるクールな表情とは裏腹に、終始、明るい笑顔を絶やさずに、俳優、歌手、そして一人の女性としての現在、過去、未来について語ってくれました(聞き手・染谷一、撮影・武田裕介)。

音楽と女優の両立は出来なかった

[女優・歌手 秋本奈緒美さん](下)毎日、笑って生活しています。ドラマではきつい、いや~なキャラですが(笑)

――その後、女優の道へと進みます。もともと、芝居にも興味があったのですか?

 そうですね。でも私は不器用なタイプで、2つの仕事を同時にはやれないと思っていました。歌をやっている当時から、お芝居のオファーもいただいていたのですが、全部、お断りしていたんです。でも、25歳ぐらいになって、音楽については、その時代に私がやるべきことはやれたような気がしました。それで、ちゃんと女優をやってみたいなと思ったんです。

――音楽については「やり切った感」があった?

 私がやっていたのは、あの時代だからこその音楽だったと思っています。時代も変わっていったし。だから、ちゃんと女優をやりたいとの思いが強く芽生えてきました。

――歌手はお休みにして。

 そうですね。私には、音楽とお芝居を両方ちゃんとやれる器用さはありませんから。事務所も変わって、しっかり女優に取り組んでみようと。

――シンガーとしては、「秋本奈緒美らしさ」で押していけばいいけれど、女優となると、時代劇からサスペンスまで、キャラを使い分けなければなりません。その辺、切り替えは簡単にできたのですか?

 本当にその役になり切って、私生活までも変わってしまう女優さんがいますが、私はそういうタイプではありません。1つがの役が終わったら、すっと切り替わる感じです。

趣味として悩んでいる時期も(笑)

――ある意味、向いていたのかな? 私生活でも、あまり悩んだりはしないタイプですか?

 いや、以前、趣味として悩んでいる時期がありましたね。

――趣味として悩む……? 意味がわかりません(笑)。

 (笑)。デビューした当初、すごく忙しい時期が続いたのですが、「秋本奈緒美」という芸名の人物は、どんどん先に進んでいくけれど、本当の私はどこにいるんだろうとか。みなさんが知っているのは秋本奈緒美だけど、本名の私は何も変わらずに、まったく成長していないんじゃないかと思ったり。物事が、それだけのスピードで進んでいったんです。

 ちょっと怖かったし、悩みました。でも、悩んでもわからないってことがわかった。それなら、その状況を楽しんだほうがいいかなと思って。

――それでも、歌手から女性へと歯車がうまく回転して、充実した活動をしていたように思います。

 そうですね。けれど、いつだって、私の後ろには会社があって、マネジャーがいる。周囲の人がみんな私のことを守ろうとしてくれていました。反面、そこを通さなければ、何も出来ず、何も決められない私がいたんです。「秋本奈緒美」はそれでいいかのもしれませんが、本名の私はそうではない。ふと気づいたら、私はマネジャーや近い人としか話ができなくなっていたんです。

仕事以外では世間知らずでした

――22歳で一度結婚をされています。自分の家庭を持つとなると、偶像と本質が乖離している場合ではなくなったのでは?

 最初の夫は、私の状況をよく理解してくれ、「それなら、秋本奈緒美から離れてみようか」と連れ出して、救い出してくれました。

 だから、すごく感謝しています。結婚相手なのに、お兄さんみたいなおもしろい関係でした。結婚してから、「ああ、秋本奈緒美じゃない私も、ちゃんと人と話ができる」とほっとしたぐらいですから。

――デビューして、すぐに活動が軌道に乗ったゆえ、同世代の誰もが身に着ける社会性を持てなかった?

 そうです。仕事以外での生活では、いわゆる世間知らずでした。

――しかし、やがて離婚してしまいます。

 離婚したのは27歳のときでした。女優の活動は本格的になったのは、それからです。最初に結婚していた時代が、音楽とお芝居のその交差ゾーンだったと思います。

――その後は、テレビや映画で本当によくお見かけするようになりました。でも、再び音楽活動を活発に始められたようですね。

 はい。19年の年末には新しいアルバム「ラブレター ~あなたへ」も発売しました。

――どんな音楽になっているのですか?

 デビュー当時のとがった音楽とは全然ちがって、すごく素直な曲ばかりです。私自身が作詞作曲した曲も入っています。どこかに懐かしさがあるメロディーが入っていたり。この年齢になった今だから、歌える曲ばかりです。

1 / 2

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

wellnnesstalk1-200

ウェルネスとーく

 あの人が、いつも生き生きしているのはなぜだろう。

 健康、子育て、加齢、介護、生きがい…人生の様々なテーマに向き合っているのは、著名人も同じ。メディアでおなじみの人たちが、元気の秘密について語ります。

ウェルネスとーくの一覧を見る

最新記事