五十嵐康彦の「足裏もみで美しくなる!」
医療・健康・介護のコラム
「胃痛・胸やけ」ゾーンを押して忘年会シーズンを乗り切る
皆さん、こんにちは。指圧・マッサージ師の五十嵐康彦です。忘年会シーズンを迎え、飲みすぎ食べ過ぎで胃が痛いという人も多いのではないでしょうか。今回は「胃痛・胸やけ」に効く足裏の反射帯(ゾーン)をご紹介します。
「胃痛」は、暴飲暴食をしたり、脂っこい食べ物や香辛料、アルコールなど大量に摂取したりすることで、胃酸の分泌が高まり、胃の粘膜を傷つけられるために起こります。また、ストレスも大きな原因となります。ストレスを受けると、胃や十二指腸の働きをコントロールする自律神経が乱れ、胃酸の分泌が増えてしまうからです。
この胃酸が逆流して、食道を刺激したり、炎症を起こしたりすると「胸やけ」が起こります。
胃痛・胸やけに効く反射帯(ゾーン)は「胃」「肝臓」の二つです。肝臓は体内に入ったアルコールを分解するだけでなく、消化を助けるための胆汁を作っています。肝臓の働きも良くしていきましょう。
順番にもみほぐし方を説明します。足裏もみは右足から行っていきます。モデルの佐藤由季さんが実演している動画も併せてご覧ください。
1 | 胃ゾーン | 人さし指の第2関節の角で、もみほぐします。 |
2 | 肝臓ゾーン | 人さし指の第2関節の角で、もみほぐします。 |
「肝臓」は右足にしかありませんので、注意してください。「胃」は左右の足裏にありますので、両方しっかりもみほぐしましょう。このゾーンを押すと、胃の調子が悪いときは結構痛く感じます。人さし指の第2関節の角で、少し強めに、こねるように回すのがコツです。以前紹介した刺激棒を使ってもよいでしょう。
食欲がない時は無理に食べなくてもいい
胃が痛かったり、気持ちが落ち込んだりして食欲不振の時でも、西洋医学では「食べろ、食べろ」と言われ、私たちも「何か食べたほうがいい」と考えがちです。しかし、インドのヨガでは、無理に食べなくていいと考えます。そんな時は白湯を飲むのが良いでしょう。
胃はストレスに弱い臓器です。中国の古い文献に「胃の病は精神から」と記述があり、胃壁の色は顔の色と同じと言われています。胃の調子の悪い人は顔色がさえません。上手に気分転換して、ストレスをためないようにしましょう。
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