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台風被害の現場で(1)長期停電 命の危険招く

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台風被害の現場で(1)長期停電 命の危険招く

「発電機を借りたおかげで命をつないだ」と感謝する太田さん(右)と夫のデイビッドさん(千葉県いすみ市で)

 台風15号が通過した9月9日、千葉県いすみ市の太田浩美さん(50)は、自宅で停電が起きていることに気がついた。

 「すぐに復旧するだろう」。だが、なかなか電気は戻らず、少し焦りを感じた。夫のデイビッドさん(70)が、全身の筋肉が衰える難病「筋 萎縮いしゅく 性側索硬化症(ALS)」で、人工呼吸器を使っているからだ。

 太田さんは、主治医のいる亀田総合病院(千葉県鴨川市)に相談した。すると、ガソリン式発電機を貸してもらえることになった。

 デイビッドさんを車いすに乗せ、車で1時間ほどの病院に急ぎ、午後3時頃、病院に到着した。帰宅途中、燃料を買おうとしたガソリンスタンドには、長蛇の列ができていた。

 運良く、別のガソリンスタンドで購入し、自宅に戻る頃には夕方になっていた。もう少し、発電機を借りるのが遅かったら、人工呼吸器のバッテリーが切れていたかもしれない。デイビッドさんは「バッテリーが減り、心配だった」と振り返る。電気が復旧した同12日まで、借りた発電機を使って乗り切った。

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