文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

子どもの健康を考える「子なび」

医療・健康・介護のコラム

成長期のスポーツ(1)運動 心身の発達に不可欠

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 スポーツは子供の心身の発達に良い影響を与えます。しかし、過度なトレーニングは、障害やけがにつながる恐れがあります。どのようにスポーツに取り組めばいいのか。日本スポーツ医学財団の松本秀男理事長(65)に聞きます。(聞き手・西原和紀)

 子供の運動能力が昔に比べて落ちています。スポーツ庁が2018年度に行った「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(全国体力テスト)によると、小学5年生では1985年度と比べ、ソフトボール投げや握力などで低下が目立ちます。

成長期のスポーツ(1)運動 心身の発達に不可欠

 最近の子供は外で遊ぶことが少なく、運動時間が減っています。反対にスマートフォンなどで遊ぶ時間が増え、病院の待合室でもスマホを使う子供を見かけます。公園でキャッチボールができないなど環境面も関係しているのでしょう。

 運動能力や体力が低下すると転びやすくなったり、様々な病気にかかりやすくなったりする可能性があります。体を動かす基本のバランス感覚や足首の関節の柔軟性が不十分で、しゃがめない子もいます。いじめや不登校、うつなどが問題になっていますが、体を動かすことはメンタルヘルス(心の健康)にも大きく関係するとされます。

 文部科学省は12年に策定した「幼児期運動指針」で、毎日60分以上、楽しく体を動かすことを推奨しています。運動は子供の健全な成長・発達に欠かせません。保護者の方々は、子供の体力低下がどんな影響を与えるのか、きちんと認識し、積極的に体を動かす機会を確保するよう心がけてください。一方で、成長期に起こりやすい問題があり、注意が必要です。

松本秀男(まつもと・ひでお)

【略歴】
松本秀男(まつもと・ひでお)
 整形外科医。慶応大卒。慶応大スポーツ医学総合センター教授などを経て、2019年4月から現職。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

konabi_logo_200

子どもの健康を考える「子なび」
子どもの健康について考えるコーナーです。各テーマの専門家にアドバイスしてもらいます。

子どもの健康を考える「子なび」の一覧を見る

2件 のコメント

コメントを書く

より良いスポーツと社会への移行を目指して

寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受

数年前に誘われてから、大阪や神戸で行われる、女子Jユースの大会や全日本高等学校女子サッカー選手権大会をぽつぽつ見に行くようになりました。 女子の...

数年前に誘われてから、大阪や神戸で行われる、女子Jユースの大会や全日本高等学校女子サッカー選手権大会をぽつぽつ見に行くようになりました。
女子のサッカー人口は少ないとはいえ、たまに常識を超えた天才を見ることもあって、確かに面白いです。
そして、今年は寝坊と仕事で行けなかったので、ネット放送でチェックしましたが、開催中の全国大会のうち数校は彼女らの筋力や到達度なりではありますが、ユニットなり、チームなりで、世界最高峰のビジョンにトライしていて心を打たれました。
GKからのビルドアップ。

自分が一年間、サッカーを主としない医学生に伴走して見る事のできた以上の変化が、サッカーのウエイトが大きい高校生のトップにできないわけがありませんね。
いまや動画も指導書も安価で手に入りますし、後は、個々の選手や指導者がリスクを背負ってやるかやらないかですから。

著名人の言行のように、ロンド=ボール回しにはほぼ全てが詰まっています。
先日の天皇杯で体現した選手がいましたが、ロングボールを正確に蹴って受ける技術を極めれば、身長や筋力の差を埋めることができます。
思考回路より速く走れる選手はいませんし、ボールの質の改善が女子や中高生でも技術次第でロングキックを可能にしています。

良くも悪くも、女子選手の低い給与水準ゆえに、本気で東京五輪の代表の枠を目指している選手も多いという事でしょう。
男子のように、プロになって、代表を目指してではなく、一気に代表や代表候補を目指す選手が沢山いて、華が開くのかもしれません。
男子も生涯年収を稼ぎ切れる選手はそう多くはありません。
逆に、この日本の受験戦争は簡単には無くなりませんので、高校は少しお休みした人も、遅れてでもサッカーその他のスポーツをトライなり楽しんでなりほしいですね。
苦悩や成長を知る選手は男女問わず、良い社会人や指導者になりそうです。

つづきを読む

違反報告

カネと実績ありきが社会から奪ったもの

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

社会の成熟だけではなく、プロスポーツやスクールビジネスの功罪が問われているように思います。 偏差値重視の勉強熱心なご家庭からすれば、そんなもん何...

社会の成熟だけではなく、プロスポーツやスクールビジネスの功罪が問われているように思います。
偏差値重視の勉強熱心なご家庭からすれば、そんなもん何の役に立つ、で一蹴でしょう。

旧ソビエトにはスポーツマフィアというものがあったと、関連書籍には書いてありますが、そういう社会形成やお金にメンツの問題も絡んできます。
スポーツ家系や過去の実績のない選手は当然不利益を受けます。
これはなにもスポーツに限らず、学問も学閥ありますね。

改めて、社会やビジネスの発達に伴い、自由な時間や空間、および心のゆとりが奪われていることの影響があると思います。
専門教育に時間を奪われて、他を学ぶ時間が削られる医学部の教育も似ています。

そして、プロになったならない、その競技で稼げた稼げないという即物的な目標以外が軽視されることも状況を悪化させます。
実は、これ、終身雇用社会の崩壊にも似ていて、皆が目先の目に見える結果にこだわりだしたからなんですね。
一方で、適度な運動は各種疾患の予防であり、学びや喜びや繋がりは分野を問わない社会の財産ですから、仕組み作りを考えていく必要があります。
また、ペーパーテストの知識や資格は有用ですが、仕事の実務では、他人や周囲を見て判断や方法を変える必要があり、運動やスポーツを通じて、様々なものを見て考えないといけないことを小さいうちから慣れる意味でも重要な部分があります。
そして、勉強熱心なご家庭も、健康不安や人間関係でどれだけの社長や政治家が表舞台を去ったか考えるべきですよね。

また、全ての仕事を支える国語力の向上のために、スポーツ書籍の長文や図が有効と思います。
仕事での必要性か趣味の為じゃないと、努力を続けるのは難しいですし、AIやITを含む社会構造の変化の中で、生き方の柔軟性が問われる時代でもあります。
全ての人が仕事や家庭でうまく行くわけでもないですから。

つづきを読む

違反報告

すべてのコメントを読む

コメントを書く

※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。

※個人情報は書き込まないでください。

必須(20字以内)
必須(20字以内)
必須 (800字以内)

編集方針について

投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、読売新聞オンライン、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。

コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。

次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。

  • ブログとの関係が認められない場合
  • 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
  • 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
  • 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
  • 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
  • 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
  • 事実に反した情報を公開している場合
  • 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
  • 個人情報を書き込んだ場合(たとえ匿名であっても関係者が見れば内容を特定できるような、個人情報=氏名・住所・電話番号・職業・メールアドレスなど=を含みます)
  • メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
  • その他、編集スタッフが不適切と判断した場合

編集方針に同意する方のみ投稿ができます。

以上、あらかじめ、ご了承ください。

最新記事