石蔵文信の「男と女の楽しい更年期!」
医療・健康・介護のコラム
半数以上の妻が「卒婚希望」 夫の定年きっかけ…言い出されてパニックにならないために
60~69歳の妻 約6割が…
男性が卒婚に適応するためには、まずは生活の自立。とくに重要なのは、食生活を自分で営めるようになることです。掃除や洗濯なども大切ですが、多くの妻にとって、「自分の食べるものくらいは、自分で何とかしてほしい。特に、昼ごはんの用意は勘弁」というのが大きな希望です( 以前のコラムを参照してください )。
人生100年時代に突入し、老後の夫婦のあり方も大きく変わってきています。情報番組で示されたデータによると、卒婚を希望する妻の約6割が、60歳から69歳までの間に卒婚することを考えているそうです。つまり、夫の定年退職がきっかけになると考えてもよいでしょう。
言い出されてからでは遅いかもしれません。卒婚に備え、夫は定年前から自立力をきたえておく必要があるでしょう。(石蔵文信 大阪大学招へい教授)
2 / 2
【関連記事】
熟年離婚や卒婚が可視化された社会の生き方
寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受
子供の頃に聞いた、亭主元気で留守がいい、あたしゃ愛より金が好き、とか耳に残っています。 恋愛と結婚は別物と言いますが、共同生活における適切や距離...
子供の頃に聞いた、亭主元気で留守がいい、あたしゃ愛より金が好き、とか耳に残っています。
恋愛と結婚は別物と言いますが、共同生活における適切や距離感や役割分担というものの個性はあるのでしょうね。
イクメンだの、熟年離婚だの、様々な流行り言葉はありますが、本質的に多くの人間にとって婚姻関係の持続という行為自体が不自然なのかもしれません。
そうやって考えると、性悪説とか、相互不信を前提とした、いくつかの宗教や民族での母系社会という発想も理解できます。
(いわゆる社会規範としての望ましい形と生活能力や本能に基づいた関係性の多様性の乖離。)
終身雇用社会の終焉にも似ている気がします。
常に辞表を胸に仕事せよ。
逆にそういう未来が可視化されると、いっそフリーでいたい個人が増えるのも自然なのかもしれないですね。
逆に、その辺の解析が、少子高齢化社会への解決策へのヒントになるのかもしれません。
つづきを読む
違反報告