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甲状腺にプランマー病

 プランマー病と診断されました。手術を勧められましたが、声が出なくなったり、誤嚥ごえんしたりする恐れがあると聞き、踏み切れません。飲み薬で症状が落ち着きましたが、手術をした方が良いのでしょうか。(79歳女性)

しこり大きければ手術を

渡辺 奈津子 伊藤病院内科医長 (東京都渋谷区)

 プランマー病は、報告した米国の医師にちなんだ名前で、機能性甲状腺結節とも呼ばれます。甲状腺にできたしこり(結節)が、甲状腺ホルモンを過剰に分泌する結果、頻脈、 動悸どうき 、体重減少などの症状が出ます。

 主な治療には、手術と放射線治療、薬物治療があります。しこりや甲状腺全体が非常に大きい時には、手術をお勧めします。しこりを取り除き、甲状腺機能を正常化できる方法です。

 手術の合併症を避けたい時は、放射性ヨウ素内用療法(アイソトープ治療)と呼ばれる治療も検討します。放射線を出すカプセルを飲む方法で、手術と比べて▽効果が表れるのに時間がかかる▽しこりが完全にはなくならない▽小児や、妊娠、授乳中の妊婦は行えない――などの制約があります。

 薬物治療では通常、抗甲状腺剤のメルカゾール(商品名)の飲み薬を使います。副作用がなく十分な効果があれば、続けることで甲状腺機能を正常に維持できます。ただ、しこりや甲状腺が徐々に大きくなる場合があり、画像検査で定期的に確認します。

 甲状腺ホルモンの数値が高いままだったり、わずかな高値でも長年続いたりすると、不整脈や心不全、骨粗しょう症などが起こりやすくなります。よく検討して、自分に合った治療を選ぶのがよいでしょう。

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