文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

1件 のコメント

コメントを書く

日々の学習と旅行から生まれる想像力

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

同じサッカーでも、世界各地でレベルや特性が変わってきます。
パスは非言語の言葉でもあり、超一流になれば、どんな文化にも、チームにも適合していきますが、実際、最初からその領域の選手ばかりでもないです。
だからこそ、若いうちのほんのちょっとの才能や実績の差よりも、日常や学習の態度が重要になります。
これをスポーツの話と捉えずに、コミュニケーションの話で考えるとわかります。
目に見える才能にあふれた人間は、努力をしないでも、周囲が合わせます。
しかし、様々な違いや困難に触れて、多くの凡人は学びます。

想像力も最初からある人ばかりではないでしょうし、もしも、本文の患者さんが日本で災害に遭ったのであれば、チームとしてはどう動いたでしょうか?
逆に、その想像力の持つためらいが死や敗北を招く場合もあり、その場合の責任などはどうなるでしょうか?
言い換えれば、このシチュエーションが日本だったら、という想像力も一つの学習材料です。

Seeing is Believing と言いますが、海外の特殊な状況に最初から馴染める人など皆無でしょう。
では、どうすればいいのか、という問いが発生します。

日本の文化上仕方ありませんが、動線や目にするものが限られているのが良くないような気もします。
自分も国内外の学会ついでに眺めた、様々な都市の路地裏の空気や食べ物の値段や味から日常や人間の差異に思いを巡らしてきました。
そんなものは、あるいは一生知らなくては良い事なのかもしれませんが、あるいは、個人の価値観や人生を変えるのかもしれません。

違反報告

記事へ戻る

コメントを書く

※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。

※個人情報は書き込まないでください。

必須(20字以内)
必須(20字以内)
必須 (800字以内)

編集方針について

投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、読売新聞オンライン、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。

コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。

次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。

  • ブログとの関係が認められない場合
  • 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
  • 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
  • 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
  • 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
  • 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
  • 事実に反した情報を公開している場合
  • 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
  • 個人情報を書き込んだ場合(たとえ匿名であっても関係者が見れば内容を特定できるような、個人情報=氏名・住所・電話番号・職業・メールアドレスなど=を含みます)
  • メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
  • その他、編集スタッフが不適切と判断した場合

編集方針に同意する方のみ投稿ができます。

以上、あらかじめ、ご了承ください。