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石蔵文信の「男と女の楽しい更年期!」

医療・健康・介護のコラム

妻の忘年会に「俺の飯は?」と聞く定年夫…遅いと携帯鳴らし続け、「家庭内ストーカー」になる恐れも

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夫の夕食を用意して出かけない

 では、どうすればいいのでしょうか?

 まず、忘年会のシーズンになれば、お互いに予定を早めに伝えておくことが大切です。リビングの予定表に書いておくといいでしょう。子供や孫の世話などの特別な用事がない限りは、夫も妻も気にせずに出かけることです。

 この場合、やはり、問題になるのは夫の生活力です。自分の食事を作ったり、子供や孫の世話をしたりするスキルを身に付けることが必要です。かいがいしく、夫の夕食を用意して出かける妻もいますが、私は「大人なので、そこまでしなくてもいい。何もせずに外出するように」とアドバイスしています。

 世話を焼きすぎることで、夫の生活自立が難しくなるのです。このような態度をとると、最初は怒る夫もいるでしょうが、辛抱強く繰り返すと、あきらめます。そのうち夫も、一人の生活を楽しく感じるようになるかもしれません。

 忘年会シーズン。夫も妻も、大いに羽を伸ばしてください。そして、少々帰りが遅くなっても、あまり気にしないようにしましょう。しかし、お体には注意して、くれぐれも飲みすぎないようにしてください。(石蔵文信 大阪大学招へい教授)

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石蔵文信(いしくら・ふみのぶ)

 内科・循環器・性機能専門医。大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。大阪市内と都内で男性更年期外来を担当。主な著書に『夫源病』(大阪大学出版会)、『男のええ加減料理』(講談社)、『なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略』(幻冬舎新書)など。自転車による発電に取り組む「日本原始力発電所協会」代表を務め、男性向けの「ええかげん料理」の教室を各地で開くほか、孫育てに疲れた高齢者がネットで集う「孫育のグチ帳」を開設するなど多彩な活動をしている。ホームページは「男性更年期 夫源病 石蔵文信

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3件 のコメント

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諦めさせること!

豆大福

私も以前は、出かけるとき昼夜のご飯を作って出ていましたが、そのうち徐々に徐々にそれやめました。すきっ腹には勝てないらしいとみえて、自分で調理する...

私も以前は、出かけるとき昼夜のご飯を作って出ていましたが、そのうち徐々に徐々にそれやめました。すきっ腹には勝てないらしいとみえて、自分で調理するようになりますよ。そんな夫でも、いるうちが華。いなくなってみれば、お弁当の一つも作ってみたくなります。でも、それが義務となったら嫌だな・・・人間って、勝手なものですね。

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妻がいない自由

吟遊脂人

定年後のサラリーマンが妻の濡れ落ち葉になると言われますがなんと勿体ない人生でしょう。 私は妻が学会などで休日泊まりがけでいないと心がウキウキ、さ...

定年後のサラリーマンが妻の濡れ落ち葉になると言われますがなんと勿体ない人生でしょう。
私は妻が学会などで休日泊まりがけでいないと心がウキウキ、さて今日は何を作って食べようか、
どこへ行こうかと楽しくて仕方ありません。
男はオフクロの味が染み着いていたり、或いは外で美食の機会があったりして妻の家庭料理
とは違ったメニューを演出できることが少なくありません。
自分で作ったものは何でも美味しい、正に至福の時を過ごせます。
妻が帰って台所の生ゴミを見てこちらに贅沢を咎める怪訝そうな目を向けますが、
そこは「昼に居間の掃除機かけておいたから」と目くらまし対策は怠りません。

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感情と理解の偏りと習慣性

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

過重労働社会の遺残物の気がします。 会社の依存の比率があまりにも高すぎて、それが無くなった後のすることがない人間が量産されて行きます。 受験勉強...

過重労働社会の遺残物の気がします。
会社の依存の比率があまりにも高すぎて、それが無くなった後のすることがない人間が量産されて行きます。

受験勉強の社会構造なんかも同じで、度を過ぎた教育は洗脳にもなってしまいますので、バランス感覚は大事です。
感情や理解が偏って、それが習慣になっていくと難しいものがあります。

純愛とストーカーの違いなんか、相互の理解と共感なんですが、人間は出会った時そのままではないとかすべての人間には必ず欠点や不運が存在するという当たり前の現実の理解が大事ですね。
なんか、絵にかいたようなラブストーリーをなぞりたい人も世の中に入るのでしょうけど、現実にはシビアである自覚も大事です。
これから、独身の中高年も増える一方ですし、受け皿を社会で作っていく必要があるんでしょうね。

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