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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

簡単だし巻き卵…えっ、卵豆腐を使うの!?

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 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 だし汁を多めに入れて、ふっくらと焼き上げただし巻き卵は、そのままでも十分おいしい介護食になります。

 今回はそのだし巻き卵を、意外な食材を使用して作るレシピのご紹介です。

 その意外な食材は「卵豆腐」。普段はそのまま食べることが多いものですが、卵液に混ぜることで、しっとり滑らかなだし巻き卵に仕上がります。卵豆腐そのものに味がついているため調味する必要もなく、さらに、だし汁を入れるよりもたんぱく質をアップすることができます。

 基本は卵1個に対して70グラム程度の卵豆腐の量ですが、卵豆腐の量を多くして軟らかな煎り卵に仕上げることもできます。

 このだし巻き卵なら、軟らかい食事が必要になった方だけでなく、家族みんながおいしく食べられるメニューになるのではないでしょうか。

[作り方]

(1) ボウルに卵豆腐と付属のたれを入れて、泡だて器で滑らかになるまでかき混ぜる。

(2) (1)のボウルに卵を割り入れて、さらによく混ぜる。

(3) 卵焼き用のフライパンを熱し、油をなじませる。(2)の卵液の半分を流し入れ、半熟状になったら手前に向かって巻き、巻いた卵を向こう側に送る。再び、フライパンに油をなじませ、残りの卵液を流し入れる。巻いた卵を持ち上げて下に卵液を流し、手前に巻き込み、弱火でじっくりと焼く。

(4) 切り分けて器に盛りつけ、パセリを添えてて出来上がり。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

 (レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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